含意に心惹かれます
こんばんは。
今日は「rakuraku vietnam」さんのYoutube動画『すぐに使える基本のベトナム語フレーズ10 選 ③ || らくらくベトナム語』のレビューです。
【4】まであります。
【3】だけ10選です。あとは15選。
この動画については、何回かに分けて書こうと思います。
どうしてかというと、面白いと思った表現がいくつかあったからです。
調べながら、じっくり書こうという所存です。
それでは、1つずつ、感じたことを添えて、おさらいします。
31 Co chuyen gi day?
「何があったの?」。「co」は「ある」。「chuyen」は「話し」。「day」は「〜のですか?」。相手から情報を聞きたい、という気持ちが表れているそうです。慣用的な表現です。字義通りだと「何があったの?」という意味にならないが、習慣的に「何があったの?」という意味で交わされている言葉、ということだと思います。
32 Tom lai la co chuyen gi?
「一体何があったの?」。「tom lai」は「一体、つまり」。「la」は強調の意味で使われているようです。「co chuyen gi」は「何があったの?」。相手から何かエピソードを聞くときの質問なのだと思います。
33 Giat ca minh
「ビックリした」。「giat」は「引っ張る」。「全身を引っ張られる」という意味のようです。
34 Eo oi,mui gi kinh the nho?
「超臭いよね?なんなの、このにおい」。「eo oi」は汚いものや気持ち悪いものを見たときの感嘆詞です。「mui」は「匂い」。「gi」は「何」。「kinh」は「臭い」という意味もありますが、「汚い」「気持ちが悪い」「怖い」などを見聞きしたときの形容詞のようです。「tom」という言葉も同義のようです。「the」は「そんなに、そのように」。「kinh the」は「すごく気持ちが悪いな」という意味になります。「nho」は話し言葉で「〜ね」と相手に同意を求めるときに使う言葉です。
35 Co xach noi khong?Nang lam day!
「持てる?とても重いよ」。「co 〜 khong?」は動詞や形容詞の疑問文です。「xach」は「持つ」。「noi」は「できる」です。「nang」は「重い」。「lam」は「とても、すごく」。「day」は「〜よ」。(31)「Co chuyen gi day?」の「day」と同じ単語です。
ところで、この表現の解説に私は心惹かれまして。
一つは「noi」で、ベトナム語の可能形の言葉は「co 〜 duoc khong?」や「co the 〜」という表現があるらしいのですが、それとはニュアンスが異なるようです。
もう一つは「lam」で、ベトナム語の「とても」を意味する言葉は「rat」や「qua」もあるらしいですが、それらとは言葉の使いどころが違い、話し手の思いや考えによって言葉が変わるようです。
それで、私はどうやら、こういう「ニュアンスが異なる」みたいなことを聞くと回を分けて書きたくなるようなのです。
また別で書こうと思います。
36 Bai nay kho qua,con lam khong noi
「この問題は超難しい。解けないわ」。「bay nay」は「この問題」。「kho」は「難しい」。「qua」は「とても、すごく」。形容詞の後に置いて修飾します。「con」は子が親に対して使う一人称。「lam」は「やる」。「khong noi」は「できない」。「難しすぎてできない」という意味です。
37 Nhieu tu moi qua!nho khong xue
「新しい言葉が多すぎて覚えきれない(全部覚えられない)」。「nhieu」は「多い」。「tu moi」は「新しい言葉」。「qua」は「とても、すごく」。「nho」は「覚える」。「xue」は「できる」。「khong xue」は「できない」。「xue」は「khong」とセットで「khong xue」の形で用いられることが多いようです。
ここも「面白そう」と思ってしまいました。
「khong noi」と「khong xue」もまた使いどころが違うようです。
少し調べつつ、別で書こうかなと思います。
38 Tuy em,sao cung duoc!
「君次第、どうでもいいよ!」。「tuy」は「次第」。「em」は二人称なので、「tuy em」は「あなた次第」です。「sao cung duoc」は「どうでもいい」。会話でよく使う言い方のようです。
39 Binh tinh xem nao!
「冷静になってよ!」。この部分の解説、動画の中にありませんでした。この部分だけ飛んでるみたいに。
40 Chet roi!lam sao bay gio!
「やばい!今、どうしたらいいの!」。「chet」は「死ぬ」という意味と「しまった、やばい」という意味があります。「しまった」と言うときには「chet roi」とセットで言うようです。
この【3】で使われているのは、挨拶程度の会話ではなくて、もっと日常的な会話の表現のようですね。
なので、「超」「やばい」のような、話し言葉というか、フランクな表現が出てきています。
それなら、短い言葉に含まれるニュアンスが共有できないと、スムーズにいかないでしょうね。
ニュアンス大事です。
以上です。
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