"時差ワーク@カナダ"してみました!〜それを可能にしたoverflowの制度について〜
こんにちは、overflow人事の山口です。
私ごとながら10/9に挙式を終え、慶事休暇とWork From Anywhere制度を活用しカナダにてワーケーションを行いました。
まさにワークとバケーションをちょうど半分ずつ組み合わせたようなバランスの取れた生活ができました。
今回は海外からの時差リモートワークを終え、感じたことを書いてみようと思います。
以下のような方には、生の声として参考にしていただけるのではないかと思います。気になる段落だけでもぜひ読んでいってください。
overflow Benefitsについて(福利厚生制度)
まず、制度についてご紹介させてください。
弊社にはoverflow Benefitsに福利厚生制度がまとめられています。
※overflow Benefitsについての記事はこちら
その中に、慶弔休暇とWork From Anywhere制度があります。
慶事休暇
慶弔休暇は、慶事休暇(出産や入籍、挙式など)と弔事休暇(親族の葬儀)の総称です。
慶事休暇は結婚式と連続した日付、かつ土日祝含む1週間(※土日祝は有給になりません)で取得できます。
Work From Anywhere制度
過去に書いたnoteでも詳しくご紹介しておりますので、ぜひご確認ください。
結婚式の翌日10/10-16は慶事休暇を利用し、その後の10/17-23はカナダからリモートワークで業務を行うことにしました。
この働き方に挑戦した理由
カナダ行きを決めた背景は?
結婚というライフイベントを通して、今後の自分の生き方を冷静に考えてみました。
その結果「もう海外にぷらっと旅行できる機会、ないんじゃない?」という思考になり、カナダ行きを決めました。
実は夫が激務で仕事最優先の人間なので、新婚旅行は私たちの選択肢にありませんでした。
新婚旅行に行けないのであれば、せっかくもらえる1週間のお休みを何に使おうか、となるわけです。
そこで「以前住んでいたカナダのバンクーバーにまた行きたい!どうせなら一人でも行こう!」と思い立ち、今回の旅行を決めました。
カナダは私の夢を追いかけて住んだ場所。ここで、たくさんの方に支えられて、酒関連の仕事をしていた期間がありました。
その後コロナもあり、いろいろとあって今は酒関連の仕事ができておりません。ですが、お世話になった方は現地にたくさんいて、その方々にご挨拶がしたいとずっと思っていました。
将来、子を持つことができるとするならば、海外に身ひとつで来ることは叶いません。もしかするとこの機会がラストチャンスの可能性だってあるかもしれないのです。
カナダに来た理由はざっとこんな感じです。
一人で行くと周りに伝えたとき、新婚旅行じゃないの?と不思議な顔をされることがとっても多かったので、背景も含めてカナダに来た理由をまとめてみました。
リモートワークをする必要はあった?
なぜわざわざ2週間の滞在を選んだのか。
それは同僚からの後押しでした。
はじめは慶事休暇中の1週間のみの滞在にしようと思っていたのですが、どうせならもう少し長くいたら?と背中を押してくれたのです。
働きながら滞在するという選択肢がoverflowにはあったんだなと気づき、このあとすぐに航空券を2週間で予約。
この選択は正解でした。お世話になった方々に会い、また心身の静養をするには私にとって必要最低限の時間でした。また、結果的にフルタイムの海外在住メンバーを受け入れる場合の予行練習にもなった気がするので良い実験となりました。
とはいえ、仕事では各所に調整をいただいたり、自分も事前に準備をしたり、慣れない部分が多くありました。
よかったことや注意することなど、私視点となりますが、備忘録としてまとめたいと思います。
よかったこと
時差のおかげで作業や思考の時間を確保できる
みなが働く時間に自分も働いていると、Slackやメールなど鳴り止まない通知に、作業の手を止めてしまうことも多いことでしょう。
時差があると、東京が深夜または早朝に作業ができるので、どの通知が来ることもなく業務に集中できました。
多様な価値観を肌で感じる
私が滞在した場所は、以前も貸してもらっていたお部屋--フランス人パパと日本人ママ、子供2人の家族が住む一軒家の2階です。
以前カナダにいたときは、お部屋を賃貸させてもらったイメージですが、今回はホームステイのようなイメージで一緒に朝晩ご飯を食べました。
私が働いていると、
ご飯の時間にみんなで食べようと誘ってくれる
働きすぎだと指摘してくれる
マイタイム(自分の時間)が大切だと教えてくれる
など、仕事以外の時間を楽しむ心の余裕がありました。
滞在中、フランス人の個人主義に関する本を読んだのですが、まさにフランス人パパはまず自分がご機嫌でいるためのtipsをいくつも知っていて、それを実行していました。
東京のベンチャー・スタートアップで働いていると、どう頑張ってもある程度は同質な人間が集まる環境に身を置いてしまうことになります。自分の価値観を超えた生活にそのまま飛び込んだのは、感じるものが多く良い経験となりました。
総括、やってみてよかったです。
注意すること
SMSで認証するサービスの事前確認
会社のセキュリティにもよりますが、アクセスする際に二次認証が必要なサービスが多いことでしょう。SMSのテキストメッセージで認証する必要がある場合は注意が必要です。
今回私は、データ制限なしのWi-Fiを日本で借りてカナダに行きました。仕事もするし、たくさん使うだろうと想定したからです。現地のSIM購入も考えたのですが、1日のデータ容量の制限があるものしか見つからず、Wi-Fiだけで大丈夫かと思い安易に決めてしまいました。
でも実際作業をするときに、SMS認証が必要なものがあり作業の手が止まってしまうことも。(メンバーの手を借りて、なんとかなりました。)
事前にSMS以外の承認方法を確認しておく、またはデータローミングなどでいざという時に日本の電話番号を使える状態にしておくなどの対策が必要だと感じました。
作業時間の細かいすり合わせが必要
時差はメリットとデメリットが表裏一体。
"カナダのバンクーバーという場所だから"というのもあるのですが、日本との同期的に働ける時間を作るのが大変でした。
時差は17時間。きれいに昼夜逆転しています。日本の始業時間朝10時は、現地時間で前日の18時です。
私はカナダ時間14時くらいから、23時くらいまで稼働しました。(必要があれば0時以降に稼働することも)
意識的に日本との営業時間を合わせないと合わない環境だったのでこのようにしましたが、これが眠さとの戦いでした。笑
全社会にてこんなメッセージをもらう始末。
社労士さんに確認したところ
とのことで、合わせる必要があるか見極めて、あとは基本的には現地時間で働けば労務的にはよかったのですが、日本完全無視の時間帯で働くことはどうしてもできません。17時間の時差がある場所で、永遠に働き続けるのは限界があるなと感じました。
同期的に行うべき仕事が多い私の職種柄もあるでしょう。たまのすり合わせ以外は、個人作業で黙々と仕事を進められる職種ならば、時差はメリットが大きい場合もあるのかもしれません。
この時差リモートワークをしてみて、弊社のフレックス制(働く時間は当人に委ねるが、11時-15時はコアタイムとし、全員業務に従事する必要がある)は、全メンバー日本に住んでいることを大前提としていることがわかりました。
Work From Anywhere制度を掲げる弊社に、これは適にしているのか?については検討の余地が残ります。
早速上司にも課題感は共有したので、今後どうしていくべきかは社内でゆくゆく検討をしたいと思います。
上記以外は、働く側としてはやりにくい点はなかったです。PCひとつあれば仕事ができる時代なんだなぁと、改めてそのような環境を提供してくれる会社に感謝しました。
世界各国にいるメンバーとのMTG風景
海外からリモートワークしているのは、私だけではありません。
Flexibleで働いてくれているメンバーと、日本にいる上司とのMTG風景。ポルトガルにいる彼女は、世界各国を旅行しながら業務をしています。
※Flexibleとは、フリーランスや副業の方が、週に2.3日のコミットで働くことです。彼女はフリーランスで弊社の採用広報を推進しています。採用広報はFullコミット(=正社員など一日8時間×週5日のコミットをする)メンバーがいないので、彼女ひとりでその役割を担ってくれています。
海外からリモートワークすることについて感想を聞いてみると、
Slackで連絡が来ていないかな?と気になり、深夜に起きる
MTG時間を日本メンバーと調整が必要
やはり時差の部分では調整が必要そうでした。しかし、裏を返せば、それ以外は特に困り事はないようでした。社内の月間MVPを獲得するなど活躍しているメンバーなので、一緒に働く側としても困ったとこはありません。
まとめ
慶事休暇も大変ありがたいですが、改めてWork From Anywhere制度は大きな福利厚生だと感じました。
どう働くかの前に、どう生きるか・どう生きたいかを考えること。そして、自分に合う生き方が選択できる組織を選ぶこと。
overflowはその選択肢が多い会社だと思います。
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