HSS型HSPのゆううつ
この性質と何年も付き合っているけど、やっぱりいちばん困ることは、気分の浮き沈みが激しいことだ。
刺激が好きなのに、1日過刺激を受ける環境で遊んだり、楽しんだあとは次の日思いっきり動けなくなるか、長時間睡眠を取らなければ回復できない。15時間以上寝るのはザラである。
楽しくてアドレナリン・ドーパミンが出まくっている時にはそんなことわからないのに、その後とんでもない疲労感や気持ちの落ち込みが襲って来て、そのときになってめちゃくちゃ疲れていたことを知る。
刺激的なことや楽しいことが好きで、淡々とした毎日にすぐに飽きてしまうというのに、刺激を多く受け取りすぎてしまうなんてどうしたもんなのだろうか?
そういう矛盾といつも付き合っている。
きのうもちょうど念願の、ワーナーブラザーズ東京スタジオ・メイキングオブハリーポッターに行って、めちゃくちゃ楽しかったのだが、はしゃぎすぎて次の日見事にソファに転がったまま動けなくなった。
でもなんかこのパターンを繰りかえしすぎて、それにすらちょっと飽きて来ている自分がいる。
そんなにいちいち落ち込まなくても、そういう気質なんだからさ。疲れが回復すればそのうちまた勝手に気分も上がるし動けるようになるので、そういう周期だと思ってあきらめればいいのでは?
毎回、「気分を早くあげなきゃ」「また生産性のない1日を過ごしてしまった」「本当は今日やりたいことがあったのに何もできなかった」「ほんとダメ人間」みたいな感じで、ただでさえ落ち込んでいる時によけいに落ち込みそうなことを考えて負のループに陥るのだ。(書いてみるとひどい思考回路である笑)
「いやもうそういうもん」と思えばそんなに落ち込まないのでは?と思った。
今までは、なんとか落ちないように、落ちないように気分を上げる方法ばっかり考えていたのだが、別に疲れてるだけなんだから休めばいいのだ。
そこにいちいち自分責めはいらないのである。
いやーきのうは楽しかったけどつかれたよね。
今日は一日映画でも見て過ごすかー、みたいな感じで落ちてるなら落ちてるなりにできることをして過ごせば良いのだ。
ついついここで、「時間がもったいない」的な、生産性高く過ごそうとする自分が邪魔をしてくるのだけど。
わたしは「できるの基準が高いよね」とよく人に言われる。
なんか意識の高そうな予定を詰め込もうとしたり、効率よく生きようとしすぎたりしているらしい。
こんなこともできないのかとか
これくらいできて当然だとか
「できる」の基準をめちゃくちゃ高くして、それを自分にも他人にも求めすぎている。
それはすごく疲れることなんだろうと思う。
結果、そのバカ高い基準に合わせてなにかを上手くできている時はメンタルの調子がいいけど、できなくなるとそれだけで自分が何の価値もない存在になってしまったかのような底辺メンタルになってしまうのである。
HSS型HSPの人と話していて思うのは、もともと自己肯定感が低かったり、わたしのようにできるの基準が高い人が多いのと、完璧主義の人も多いよなあということである。
それがこの、気分が落ち込んだ時の自分責めループにおちいるいちばんの原因なのだ。すぐ疲れたりすること自体は、HSPの気質なんだから別に問題ではないはずなのに。
一日中ソファから動けなかろうがごはんが作れなくてウーバーイーツだろうが、べつにわたしの価値は変わらないのだ。
なんかそろそろ、自分を条件付きで好きになるのをやめた方がいい。
あと余談だけど、お酒を飲むと次の日底辺メンタルになるのもわりと法則的な感じでわかったので、最近はお酒もやめようかなーと考えたりしている。
気質の理解や自分に対する理解が、いちいち落ち込まないためのいちばんの処方箋になると思っているので、これからもちょっとずつ自分のトリセツを作ろうと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?