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今週、退勤中に2日連続で卒業生に出くわした。

2日連続というあたりが仕組まれている感を感じるがたまたま出会った。
その生徒は、昨年度図書室でよく話をしていた生徒である。
自分が受け持った学年でも、授業を担当したわけでもないのだが、なぜか懐かれた生徒だ。
元気に高校に行っているようで何よりである。

それでも、悩みは尽きないようで30分ほど話をした。
「数学が難しい」
というので、教科書の読み方をその場で教え、そして、以前紹介した小説「君と紡ぐソネット」にあったような勉強の仕方をしてごらん。とアドバイスをした。
また、
「友達がなかなかできない」
というので、本田秀夫先生の書籍を紹介した。

その後少し雑談をしたのち「先生に会って元気が出ました!」と言って解散した。

そして翌日、また同じ子と出くわしたのである。
今度は、別の卒業生と一緒に。
その日は中学時代の思い出話や高校で部活選びに困っていると言った話をした。
何度も言うが、関わった学年ではないのに話が弾んだのである。
不思議だ。
そうしているうちに、その子達を教えていた2年目の先生が担任になった話になった。
その子たちの話によると、「男子とかに舐められたりしていたし、終業式の日に家で泣いていたこともあったって話してたから心配」なのだという。
とりあえず、生徒に心配してもらえると言うことはそれだけその先生が一生懸命授業に取り組んだ証だろう。
そう思いつつ
「まぁ、誰にでも初めてはあるし大丈夫でしょう。生徒に舐められるなんて誰もが経験することだし。それはその先生が乗り越えることでしょう」
とコメントした。
すると、「さすが、ベテランの風格w」と返ってきた。
その返答を聞いて、「そうか生徒からするとそんな年代になったのか」と気がつかされた。
まぁ33歳にもなるので中堅に差し掛かるかもなぁとは時折思うが、それでもまだ若手のつもりだった・・・。
いつまでも若手気分じゃダメなんだなぁと気がつかされた会話である。
結局その日も、30分ほど会話をして解散となった。
2日連続で、卒業生の元気な姿を見られたことは怒涛の一週間を過ごしていた私にとっては元気の出る出来事であった。

それにしても、

いつまでも 若手と思うな 30代

と言ったところだろうか。
「採用試験に合格しなければ」という思いと「子供の事実で成果を残していかなくてはならない年代なのだ」という実感。
臨採の教員になって9年目。それだけ刻がたつと、どちらも大きいプレッシャーだ。
まぁ、なんと言われようとやるべきことをやるしかないのだろうなぁ。
さて、明日からまた怒涛の一週間が始まる。
さぁ、やろう!

(今日の写真)

雨上がりのネモフィラ

日比谷公園のネモフィラ
雨上がりに撮影したら、また雨に降られる始末・・・
こんなこともありましょう

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