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飲んだ後にラーメンが食べれない

『飲み会などお酒を飲んだ後にラーメンを食べる』という文化が大人の社会に存在する。私はそれができない、いやむしろ理解できない。
「飲んだ後にラーメン!?胃が大爆発しないの!?」
と思いながら、ラーメンを食べに行く人たちに手を振り、帰路に向かう。

そしてそんなラーメン組の人に限って、標準体型だったりする。
(日常的に運動している人もいるだろうけれど、きっと飲んでラーメン食べた夜は帰って満腹感と幸福感に浸りながら寝ると思う)

古来より続くインターネットスラングで『ピザでも食ってろデブ』という言葉があるように、標準体型よりも太っていると、常に何か、甘いものや油っぽいものなどを延々に食べている印象を持たれるし、メディアやSNSや色々なものもそれを表現してくる。

私は食べることは好きだけれど、(摂食障害が治った今)起きてから寝る間際まで24時間フルマラソンで連日食べることのできる屈強な胃の持ち主では無いし、そもそも美味しいものを食べるのを嫌いな人はあまりいないんじゃないだろうか。
(時々本当に「食に興味が無い」という人にも出会うけれど、ほんのわずかだ)

太っている人をピザと呼ぶ人は、ピザ嫌いな人なんだろうか。
ちなみに数年前にイタリアで食べた本場のピザはめちゃくちゃ美味しかった。
頬張った瞬間、「永遠にこの幸せを味っていたい」と思った。
しかし挑んだのはナイフとフォークで食べるボリューミーなピザで食べきれなかった。美味しいのに私の胃が負けた。悔しかった。
せっかくお気に入りのシルバニアハウスを買ったのにバッグに入りきらなかったような感覚だ。
あんなピザは初めてだった。
そんな有難い存在のピザをスラングのように扱うなんてピザに失礼じゃないだろうか。

同棲している彼は毎食ご飯2杯食べる。でも体型は変わらない。
もし私が毎食ご飯2杯食べるとお腹いっぱいだし、簡単に太ることができる。

寝つきが良い人・悪い人がいるように、
『太りやすい体質』『どんなに食べても痩せていく体質』がある。
それなのに「太っている人が食べているNGフード!』とかいうまとめ情報を見かけると辟易してしまう。

太っている人×食べ物を悪者みたいに扱ったり嘲笑ったりしないで欲しい。

食べることは生きることだし、
あなたの体もまた、食べ物で出来ているのだから。

現場からは以上です。


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