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充電式で、生きていく。双極性障害の暮らし【閑話休題】最近、体調不良。

 相変わらず、予定を詰め込んでいた。
 というのも、だいぶ調子が良かったからだ。
 おまけに、ありがたいことに色々お誘いをいただき、土日とも午前・午後は別の予定が入るなどしていた。
 それでも何とか予定をこなせた。

 しかし、大きな仕事を丸ごと引き継ぐことになったあたりから調子が崩れてきた。
ただでさえ複数の系統の業務を担当しているのにまた増え、3部署の仕事を引き受けることになった。
覚えることが多く、お金の管理も入ってくるため、ストレスが爆増した。
引継ぎもややこしくて話が頭に入ってこず、復習しないと…と思いながらどんどん日が過ぎていく。
 
 診察で訊いてみると、「あまりに負担が大きそうなら、重い仕事は外してもらえないか訊いてみては」と言われた。
 特に引き継いだ仕事がきつく、直属の上司に相談したかったが、言いかけたときも「またじゃあ後日相談しよう」と言われて終わりだった。もう1ヶ月ほど経つ。
 体調も含めての話なので、なかなか他の人がいるところでは話しづらく、言い出せないでいる。

 プライベートでもとても大変な用事を依頼されたりして、仕事の後はそちらに取り組んでいた。
 職場の人と今何しているかを話していて、「あれとこれとそれと色々やってて…そうか、いま混乱してるなー」と初めて気が付いた。
 
 誰に、どのようなアドバイスをもらえばよいか、仕事をどうしていけばよいかわからなくなってきた。
 業務が立て込んでいるときとそうではないときの差が激しく、余裕のある時に受けた仕事も首を絞めている状態だ。
 
 調子が悪くなってくると、仕事量の把握、スケジュール管理やチェックの能力が格段に落ちてしまう。
 できていたことがどんどんできなくなってくる。
 ミスも増え、落ち込むことが多くなってきた。悪循環だ。

 上司には病気のことはオープンにしているし、通院のため有休も定期的に取っているが、「この人はいま大変そうかな?大丈夫かな?」という風には見てもらっていない気がする。
 雑談をほぼしないフロアというのもある。仕事以外の話をしているととても浮いてしまう。ただでさえ忙しい上司には、仕事の質問をするにも気を遣う。話しづらい環境で、苦しい仕事に取り組む日々だ。
 
 せめてもの気分転換はランチだ。週2回の出社では、お気に入りの店で美味しいものを食べる。5~6軒をローテーションしている。
 物価は上がっているが、800円で最高のから揚げ定食が食べられるお店もあり重宝している。親子丼、鶏白湯ラーメン、餃子など。
 食べているときは幸せだ。
 在宅勤務の時は簡単に昼食を済ませることが多いが、食後はゆっくりできるのがありがたい。
 音楽を聴いたり、動画を観たり。体調が悪い時は机に突っ伏して寝ている。
 
 しんどいことが続いても、適度に気分転換して、「さ、やるか…」と仕事に戻る。
 それすらも難しい時は、できるだけ人と話すようにしている。
 自分の部署では話をしないし打ち合わせも基本的にないが、他部署の仕事は打ち合わせが頻繁にあるので助かっている。気になるところはいろいろ相談できる。

 プライベートでも、友人に連絡を取ってみたりする。会う予定ができたら、お互いに話をする。
 余計に予定が増えているのだが、会うととても気持ちがすっきりするのでこれは外しがたい。

 落ち込んでしまうとぐるぐる思考に陥り、しかもそれを自覚できないというひどい状態に突入する。
 本当に動けないときはじっとしているしかないが、少し浮上してくると「今できる気分転換」をしてみる。
 ぐるぐる思考を早く脱出して、日常に戻りたい。といろいろやっていると、少しずつましになってくる。
 
 私の人生、これの繰り返しなのかな?とまた落ち込むけど、もうそれは考えない。
 それも人生だから。

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