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別れさせ屋に依頼してみた①1社目にいくら払ったか?

彼女から入籍の報告を受けた僕に、もう失うものはありませんでした。「何をやったっていい」「何がなんでも別れさせてやる」と、暗い情熱にうかされていました。

1度目は “結婚する前になんとかしたい” という無理な相談(詳しくは前回の記事)でしたが、2度目は “どんなに時間もお金もかかってもいいから別れさせたい” と腹をくくっていました。

別れさせ屋にパワポの資料を渡す

2度目の面談に向けて、彼女とのこれまでの経緯、現在の関係性、そして彼女とその夫に関する知りえる限りの個人情報をパワーポイントにまとめました。

写真や図版をつかって見やすくし、工作員がタブレットですぐに情報を理解できるようになるべく端的にまとめ、仕事でつくるより丁寧な20ページほどの資料にまとめました。

われながらアホだなと思いました。

面談に応対してくれた別れさせ屋の社長もさすがに驚いてくれて、その日はなんと3時間にわたって話し込みました。これだけ親身に相談を受けてくれるなら、きっと間違いないと当時の僕は確信しました。

「うちはこれまでに2万件ほど依頼を受けて、そのうち5000件ぐらいは失敗している。だからネット上には結構誹謗中傷もある」と正直に話してくれたのも好印象でした。

見積は○○○万円!

工作を仕掛けるにあたり、彼女との会話から、夫はお酒が好きである、よく飲みにいく、帰りは大概遅くなるといった大まかな人物像はわかっていました。一方で下の名前がわからない、仕事がリモートワーク中心で、その出社は不定期であるなど、いくつか障壁がありました。

こうした障壁は工数となり、価格の上昇に直結します。が、僕は「200万円までは覚悟しています」と強気に伝え、見積りを依頼して事務所をあとにしました。

数日後、業者からメールで見積りが送られてきました。
それによると・・・

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