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6月はLGBTQ+のためのプライドマンス。ニューヨークは盛り上がってます

6月はプライドマンス(Pride Month)と呼ばれるLGBTQ+の権利向上活動月間です。これは今となってはアメリカだけでなく全世界的な運動となっていますが、元々はニューヨークのストーンウォールの反乱がきっかけで始まりました。LGBTQ+と言われると何となく最近始まった流れなの?と思うかもしれないけど、既に50年以上の歴史のある運動です。LGBTQ+って決してここ数年の流行りモノじゃないんですよ。

私は個人的にはLGBTQ+じゃないので何も偉そうに語れないんですけど(そういう友達は多いけど)、ニューヨークはLGBTQ+の聖地だと思うし、せっかん住んでるということで6月27日に実施されたマーチを見に行くことにしました。ちなみに公式では「今年はコロナのためオンライン開催です」って謳われてましたけど、マンハッタン行ったら普通にとんでもない人数でマーチやってましたね。

カラフルな写真がたくさん撮れたので、一部をご紹介。

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クィア・マーチの先頭。“クィア”とは性的少数者のこと。“ASYLYM SEEKERS”とは「安息の地を求める人々」という意味です。つまり「性的少数者に安息の地を」ということ。

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人!人!人!このマーチが3kmくらい続いてます。ちなみにニューヨークではコロナはもうあまり気にされていないです。マスク付けなくても、まぁ普通。

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参加者は思い思いの服を着たり、プラカードを掲げたりして行進します。レインボーはLGBTQ+のテーマカラー。カラフル!

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プラカードは様々だが、一貫しているのはLGBTQ+の権利向上。あとはBlack Lives Matterを掲げている人もかなりいました。

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老若男女、性別を問わず、あらゆる人が参加。子供も一緒にレインボー。

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まるでファッションショーのよう。ポーズも決まってます。

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このお二人の性別に注目。生まれた時の性別は関係ありません。

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ほとんど裸のようなコスチュームの人も。というか裸の人もいましたが、流石にここに載せるのは自粛 笑。

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ワンちゃんも一緒に行進。この日は暑くて30℃以上だったので、数時間歩くのは大変だった様子。途中で水分補給。

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大きなハリボテの人形と一緒に行進するグループも。多分LGBTQ+に関係のある人物を模した人形だと思うが、残念ながら知識不足で誰だか分からず。

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“LOVE IS TOO BEAUTIFUL TO BE HIDDEN IN A CLOSET”(愛をしまっておくのはもったいない。美しすぎるから)。良い言葉です。

ストーンウォールの反乱から50年以上経った今でもLGBTQ+は差別されたり苦労することが多く、だからこそプライドマンスみたいな運動がずっと続いているわけですが、個人的にはLGBTQ+に反対する人って何でなの?と思います。誰かがLGBTQ+で迷惑被ってる人ってほとんどいないと思うんですが……。他人の性的指向に構う人ってよほど暇なんだなぁというのが純粋な感想です。

変な例えだけど、私はわさびが大嫌いですが、誰かに「お寿司にわさび付けないなんて、味わいを損ねてる!」と言われたって「うっせぇわ」としか思わないし、それで説得されて付けるようになることは絶対にないです。性的指向なんてさらに変わる可能性低いと思いますけどね。シンプルに他人は他人、自分は自分で良いのでは。

マーチの参加者たちは皆開放的で、自分の意見を主張できる場があることに充実感を抱いているであろう表情が見て取れて、非常に印象的でした。他人が嬉しそうにしていると、自分も嬉しくなるものです。いつか、LGBTQ+なんて言葉がなくなるくらい、一般化されて誰も気にしない未来が来ますように。

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