私が小説「響くのは雨と風と波の音」を書いた理由。
2020年10月30日、私が書いた小説「響くのは雨と風と波の音」をkindle出版しました。
ここに、私が「響くのは雨と風と波の音」を書いた理由を記します。
私が小説「響くのは雨と風と波の音」を書いた理由
その朝、出勤前に見ていたテレビで、私は首里城の火災を知った。
それから家を出て、職場に向かって人のいない道を歩いていたら、涙がこぼれた。
ほんとは立ち止まって、しゃがみこんで、大きな声で泣きたかった。
けれど、私は私にそれを許さなかった。仕事に行けと。泣くなと。
涙をこらえた私は、翌日、全身にかゆみを感じた。とくに太ももはかきむしってしまい、真っ赤になった。
泣けなかった私が、かゆみという症状で悲しみを吐き出そうとしているのだと、私は思った。
沖縄には思い出がある。
大学生の4年間(しょっちゅう帰省していたので実質3年くらい)と、30才のときに1年ほど、沖縄で一人暮らしをした。
20代のころは何回か、沖縄へ一人旅をした。浜辺でぼんやりとしたり、観光地を巡ったり。
勝手に、親しみを抱いていた。
私が感じた悲しみを昇華させるために、私はこの小説を書いた。
この小説は、首里城火災という出来事があったから書けた。
だから、恩返しをしようと思う。
小説の売上げから手数料を抜いた額を寄付しようと決めた。
どれだけ売れるか、そもそもこの小説が売れるのかわからない。売れたとしても微々たる額にしかならないかもしれない。
それでも、決めた。
寄付先については、売上額がある程度まとまったときに探して決めます。
寄付を行うたびに、こちらの記事を更新し、ご報告いたします。
ここから下には、「界境の守護者シリーズ」番外編を初の有料で掲載します。こちらの売上も寄付します。
「響くのは雨と風と波の音」の拓斗とはまた違う、どこかの世界の拓斗のお話です。
界境の守護者シリーズ番外編「夢、最高」
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