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イル・フォワイエ(Il Foyer): スカラ座併設のシックなバール

「ミラノといえばスカラ座」と言うくらい街のシンボルとして人々に愛されているスカラ座。

筆者の周りにも音楽の勉強のためにミラノへ留学している友人が数多くいるが、彼女たちがスカラ座で鑑賞してきたオペラの様子を生き生きと話すのを聞いているとこちらまでワクワクしてきてしまう。

今回のnoteでは、そんなスカラ座に併設する素敵なバールを紹介したい。


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スカラ座に併設するバール「イル・フォイヤー」(Il Foyer)

因みに、こちらは以前の記事「ミラノの美術館・文化施設併設カフェ・バール 10選」(2019年7月27日付note)でも書いている。

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実はこのバールは、2019年5月にリニューアルオープンしたばかり。

それまでは、イタリア料理界の巨匠として人々に愛されてきたグアルティエーロ・マルケージ氏(Gualtiero Marchesi)が、スカラ座併設のカフェ・レストラン「イル・マルケジーノ」を運営していた。

マルケジーノ氏は、金箔が乗った黄金のミラノ風リゾットを生み出した人物としても有名である。

そんなマルケジーノ氏が2017年に亡くなった時、イタリアでは大々的にニュースで取り上げられた。
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リニューアルした「イル・フォワイエ」の内装は、隣接するスカラ座の雰囲気を再現したかのようなデザインとなっている。

正面から向かって右側がレストランスペース、左側がバールスペース。

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天井は鏡張り。

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気軽にコーヒーブレイクができるバールスペースであるが、「イル・フォワイエ」では席料がかからないちょっとした赤いビロード張りの椅子があるのも嬉しいポイント。

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筆者はいつもこの特等席を狙っているが、いつも誰かが座っており、空いていたらラッキーという感じ。

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パスティチーノの値段は、マカロン1.5ユーロ、その他のパスティチーノは2.5ユーロ。

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メニュー表はこちら。

エスプレッソも1.3ユーロなので、全体的に市内の相場より高めである。

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こちらはカフェマキアート1.3ユーロと「ブラック・フォレスト」という名のパスティチーノ2.5ユーロ。

合計3.8ユーロということで、一回のバール休憩に3ユーロ以上は使わないという筆者個人のルールを破ってしまってるが、その後、赤いフカフカの椅子でゆっくりしたので、トントンと考えたい。

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こちらはエスプレッソ1.3ユーロとチョコがけマカロン1.5ユーロ。

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砂糖袋にバレリーナが描いてあり可愛らしい。

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全体的に赤と金が基調となっており、とてもシックな雰囲気。

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スカラ座で観劇した人でなくても、カフェ・レストランは気軽に利用することができる。

場所もドゥオーモからガレリアを抜けたすぐのスカラ広場と、中心部にあるため、気軽にゴージャスなバールを楽しめるのである。




イル・フォワイエ(Il Foyer)

住所:Piazza della Scala Ang, Via Filodrammatici, 20121, Milano, Italy

営業時間:8:00-24:00(月曜から土曜)

公式ホームページ:m.marchesi.it

参考:『Italia a Tavola』(2019年5月16日付記事)

(文責・写真:増永菜生)

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