ナチュラシ(Naturasi):アルジタルなどヨーロッパのオーガニックコスメや食品が揃う店
様々なオーガニックコスメやオーガニック食品が流通しているイタリア。
厳密な分類や定義はそれぞれあるが、ここでは辞書に従って、「オーガニック」・「ビオ」製品とは、農薬や化学製品、添加物を使わずに作られたものを指すことにする。
ちょっと高くても、体にいいものを使いたいという人々の意識の表れだろうか、普通の大手チェーンのスーパーでも、ビオ食品のコーナーやグルテンフリー食品のコーナーは大体ある。
今回紹介するナチュラシ(Naturasi)は、イタリアに約280店舗以上(2020年1月現在)展開するオーガニックショップである。
店舗の規模によって異なるが、生鮮食品、お惣菜、加工食品の他、化粧品などが販売されている。
お茶のラインナップも豊富。
パッカ(pukka)やイングリッシュ・ティー・ショップ(English Tea Shop)、ヨギティー(yogi tea)などなど。
量り売りの野菜たち。
チーズやハム、お惣菜のコーナー。
基本的に普通のイタリアのスーパーの果物コーナーと同じものが並べられているが、中にはパイナップルやザクロなど、あまり見ることがないものも含まれている気がする。
乳製品も少し値段が高めであるが、普通のスーパーではなかなか見ないようなメーカーのものも。
こちらは化粧品コーナー。
日本でも人気が高まっているアルジタル(ARGITAL)の商品も各種取り扱われている。
日本で買うより、2分の1から3分の1の値段で買うことができるので要チェック。
他、ウェレダ(WElEDA)やドクター・ハウシュカ(Dr. Hauschka)などの有名どころのブランドから、もう少し気軽に買えるものも棚に並ぶ。
ミラノのドゥオーモから徒歩圏内にある店舗では、カフェテリアのスペースもあり、そこで食事をとることもできる。
野菜をたっぷり使ったお惣菜から、好きなものをいくつか選び、プレートを作るスタイルである。
筆者は、かぼちゃと麦のサラダと豆腐入りの焼き野菜サラダを選び、プレートランチを食べた。
このサラダに使われているかぼちゃは、ホクホクしているというよりもシャキシャキ水気があり、さっぱり食べることができるものであった。
テーブルも広々。
オーガニックショップやビオショップと検索すれば、実に様々なお店が出てくるイタリアであるが、その中でも、ナチュラシは、食品や化粧品、そしてカフェテリアと充実したお店である。
パスタ一つを取っても、レンズ豆やひよこ豆を使った低糖質なグルテンフリーパスタや、米やトウモロコシを使ったグルテンフリーパスタなど、普通のスーパーでは見かけない変わったパスタが販売されている。
スーツケースの重量に注意しなければならないが、イタリア土産の候補の一つとして、オーガニック食品や化粧品を物色してみるのもまた楽しいであろう。
《店舗情報》
チェーザレ・コッレンティ店(ドゥオーモから徒歩10分弱)
住所:Via Cesare Correnti 10, 20123, Milano, Italy
営業時間:9:00-21:00(日曜定休)
ポルタ・ヴェネツィア店
住所:Via Melzo N.15 Angolo Via Lambro, 20129 Milano, Italy
営業時間:9:00-21:00(日曜定休)
ファラ店(ミラノ中央駅から徒歩約7-8分)
住所:Via Fara 35, 20124 Milano, Italy
※他、ミラノ中心部に10以上の店舗あり。
公式ホームページ:naturasi.it
(文責・写真:増永菜生)
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