見出し画像

パリのおすすめカフェ・レストラン 5選 vol. 14

第14回目となったパリのおすすめのカフェ・レストラン特集、今回もとっておきのお店について書いていきたい。

1. ブラッセリー・べランジェ(Brasserie Bellanger)

こちらはヌーヴェル・ガールドゥ(Nouvelle Garde)というパリ市内にいくつかのブラッセリーを経営するグループ会社の系列店のようである。

10区の端にあるこのお店、パリ北駅や東駅からも近い。

グリーンと赤の外装がとても目立つ上に、内装も1950-60年代の映画の世界のようにおしゃれ。

店内の至る所に並べられたワインの瓶。

メニューはこちら、メニューのイラストもカバーも可愛らしい。

ちょっとミラノのバール・ルーチェ(Bar Luce/ プラダ財団美術館併設のウェスアンダーソンがデザインしたカフェ)の色合いやデザインに似ている。

まるで雑誌の挿絵のようである。

水差しも葡萄で可愛らしい。

ひとまず乾杯。

まずはウフ・マヨネーズと春の訪れを告げる白アスパラガス。

訪問した時は3月だったので春らしい前菜である。

続いてメインを、山盛りフレンチフライの付け合わせはフランスのブラッセリーの定番。

筆者が頼んだのは牛のタルタル。

タルタルに混ぜ込まれたペッパーやスパイスは、新鮮な肉にマッチしておりさっぱりとした仕上がり。

ミラノでもタルタルを食べることができるが、ミラノで食べるものより、量もしっかりあり、何よりも肉の風味が豊かである。

このお店を紹介してくれた友人とワイワイ過ごした夜。

オーダーしたものが全て美味しく正解!な幸せな夜であった。


ブラッセリー・べランジェ(Brasserie Bellanger)

住所:140 Rue du Faubourg Poissonnière, 75010 Paris, France


営業時間:9:00-24:00(日曜から木曜)、9:00-24:30(金曜・土曜)

公式ホームページ:https://nouvellegardegroupe.com/en/home/




2. アーネスト・エ・バロンタン(Ernest & Valentin)

こちらはパリ市内や郊外に2023年現在9店舗を展開するブーランジェリー、アーネストバロンタン(Ernest & Valentin)

今回はマレ地区近くにある店舗を紹介する。

タイルやロゴの文字の色を見ても分かるように、このブーランジェリーのテーマカラーは青のようであり、統一感があってとてもお洒落である。

(インスタグラムの写真も素敵 → @ernestetvalentin

外からも美味しそうなパンとケーキが見える。

夕方に訪問したせいか、売り切れの商品も目立った。

エクレアやタルトなどどれも綺麗にできており美味しそう。

キッシュやサンドイッチも色々充実している。

カヌレやクッキー、マフィンなどなど。

クロワッサンの値段は1.3ユーロと、お店の立地を考えるとお手頃(他店舗も同じ値段なのかは不明)。

カヌレ1.8ユーロ(安い)とミニパンオレザン0.75ユーロをオーダーし、イートインスペースで休憩。

お手頃価格だけれども、パンやケーキが洗練されているものが多い印象であった。

とにかくパンやケーキの種類も多いので、色々頼んでみたい人にもおすすめである。


アーネストバロンタン(Ernest & Valentin)

住所:5 Rue du Renard, 75004 Paris, France

営業時間:7:30-19:30(月曜から土曜)、8:30-19:30(日曜)

公式ホームページ:ernestetvalentin.com


3.ボンタン(Bontemps)

こちらはパリ在住の友人に教えてもらい、一緒に足を運んだカフェ ボンタン(Bontemps)。

3区のドゥ・トンプル広場(Square du Temple)の目の前にあり、とてもお洒落で上品な雰囲気なカフェである。

こちらはお菓子の販売スペースであるが、花モチーフで彩られた内装が可愛い。

ケーキとお茶をメインに取り扱っているとのこと。

床もカラフルで素敵だったので撮影。

そしてこちらがカフェのメニューである。

カフェのオープンの時間までしばしショーケースのケーキを眺めて待つ。


このお店の店名レ・ボンタン(Les Bontemps)と名付けられた小さなお菓子たち。

イタリアのパスティチーノのようである。

(Les Bontemps)

他フルーツやクリームをたっぷり使ったお菓子が目立つ。


シンプルなレモンケーキ?もスポンジがしっとりで美味しそう(よく見たらディスプレイの花は造花)。

カフェスペースにはテラス席と屋内の席があり、どちらも素敵であった。

友人とともに日差しを避けて室内の席へ。

筆者は小さなケーキの盛り合わせをオーダー。

ピスタチオ、カカオ、オレンジ、バニラなど、一つ一つは小さくてもクリームがたっぷりなので満足感がある。

食器類もどれも素敵なデザイン。

このカフェは確かにパリのカフェの中でもお値段もわりとする方であるが、雰囲気はとても華やかかつ上品なので、カフェ好きな友人とゆっくりしたい時におすすめである。



ボントン(Bontemps)

住所:57 Rue de Bretagne, 75003 Paris, France

営業時間:11:00-14:00/ 14:30-19:00(水曜から金曜)、10:30-19:00(土曜)、10:30-14:00/ 14:30-18:00(日曜)、月曜火曜定休

公式ホームページ:bontemps.paris


4.ル・ヌムール(Le Nemours)

こちらはコメディー・フランセーズの近くにあるカフェ。

筆者が訪れた時には9割のお客さんがテラス席を利用していた(人があまりにも多すぎたので、人が写り込まないようには写真を撮ることができず、モザイクを多用している)。

朝ごはんとお昼ご飯の間くらいの時間に訪問したので、席はゆったりと朝ごはんを味わう人でいっぱいであった。

ちなみにこちらは店内の様子だが、同時刻に撮影したのに、テラス席と違って人がほとんどいない。

ショーケースのケーキたちも美味しそう。

メニューはこちら。

エスプレッソは2.8ユーロ、フードメニューも決してお手頃ではないが、この立地を考えると妥当な値段なのかもしれない。

先ほどのケーキも8-10€くらいで食べることができるようだ。

今回はタルティーヌ(バゲッドとバター、ジャム)3ユーロでシンプルな朝食を。

ただのフランスパンにジャムとバターがついているだけだし、もしバゲッドをブーランジェリーでテイクアウトし、家でバターとジャムを添えて食べるならばもっと安くできるメニューなのだが、筆者はこれがあるとついつい朝ごはんや昼ごはんの代わりに頼んでしまう。

食べているもの自体はなんてことのないバゲッドだけど、道ゆく人を眺めつつちまちまジャムとバターを塗りながら食べるのがまたいい。

次は友人とケーキでも食べに来たいと思ったカフェであった。


ル・ヌムール(Le Nemours)

住所:2 à 7 Galerie de Nemours, 2 Place Colette, 75001 Paris, France

営業時間:8:00-24:00(月曜から金曜)、9:00-24:00(土曜日曜)

公式ホームページ:lenemours.paris


5. ロイヤル・ダジ(Royal D'Asie)

こちらはシャトレ駅近く、飲食店など様々なお店が並ぶ賑やかなサン・トノレ通り(Rue Saint-Honoré)に面した中華料理店である。

中華料理店といっても通し営業しており、いつでも好きな量だけ料理をオーダーできるようなお店である。

ショーケースには点心や量り売りの肉料理や野菜料理が並ぶ。

点心や揚げ物は一つ0.8ユーロから、量り売りのおかずは100gあたり1.4-3ユーロほどとお手頃な印象。

セットメニューもあり、また刺身や寿司もあるので一体何料理屋さんか分からないというのもご愛嬌。


蒸し餃子一つ0.8ユーロを三つと2ユーロの生春巻きをオーダー。

蒸し餃子は一つ一つの皮がもちもち、厚めで食べ応えがある上に、生春巻きは野菜がたっぷり。

合計4.4ユーロとパリでの外食としてはかなり安い値段で満足感を得られる。


また別日に訪問した時には蒸し餃子3個と焼き餃子1個、生春巻き一つをオーダー。

値段自体は変化していなかったのだが、一つの会計につき5ユーロにして欲しいと言われたので、餃子を四つ頼んだ。

特に真っ白で丸いエビ餃子は、今は販売していないミスドの点心のエビ餃子のような味がした。

パリ滞在中、中華などアジア料理が食べたい、でも自炊ができないという時にこのようなお店は自分の好きな量だけ料理をオーダーできるのでおすすめである。

またイートインとテイクアウト両方やっているので、自分の宿で食事をしたい人にも使いやすいお店である。



ロイヤル・ダジ(Royal D'Asie)

住所:104 Rue Saint-Honoré, 75001 Paris, France

営業時間:11:00-22:00(日曜定休)



以上、パリの美味しいお店を5つ紹介した。

このシリーズはまだまだ続けるつもりである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?