見出し画像

コーチング|強みの方程式。自分の強みは”探すもの”でなく”育てるもの”という話

「自分の強みが知りたい」コーチングをしている中でTOP3に入るテーマです。

就職活動でも「あなたの強みは何ですか?」と聞かれたり、仕事をするで、同僚との差別化も視野に入ってきたりして。
自分は何がむいているんだろう?自分の強みはなんだろう?
なんてことは、誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

でも自分の強みって、簡単に答えられる人の方が少ない。
自分の強みについて回答を持っている人であっても、誰しもはじめは悩んでいたはず。

いきなり「強み」を探そうとすると見つけられない

強みはどうやって見つける?

自分の強みはどうやって見つけるんでしょうか?
(私はこの方法を学校で教わりたかった。)

「自分の強みってなんだろう?」
この問いから入ると、いきなり思考停止になる人も多いです。
なぜかというと、いきなり「強みを見つけよう」とするからです。

「強み」は結果です。どういうことかというと、相手にも自分にも認識されて初めて強みとなる。

強みの方程式

「強み」を分解して公式で表すと以下のようになります。

強み = 価値観 × 技術スキル × ニーズ

強みについては様々な考え方があると思いますが、少なくとも私はこのように解釈しています。

強みを考えるにあたって、私は「強み」を以下のように整理しました。


強みの定義:
コミュニティの中で自分らしい役割を担うために、コミュニティのニーズに応えられる優れた技術・スキル。

活かせる場があって初めて強みとなる、という整理をしました。

そうすると、人は初めから「強み」があるわけではなく
「強みになり得る要素」を持っているに過ぎないと解釈できます。
その要素は勝手に強みになっていってくれるとは限らないので、
強みになり得る要素を、自分が意識して「強み」に育てていく必要があるわけです。

まずは自分の好きなことから。種を探す

強みになり得る要素はどのように探すか?
まずは自分の好きなことを入口に探していくのが近道です。

強みの公式の ”価値観” に該当します。
強み = 価値観 × 技術スキル × ニーズ

・自分がワクワクすること
・頼まれもしないのにやっていること
・時間を忘れて取り組んでしまうこと

などから探すといいでしょう。

これがなかなか見つからない、という方向けには
別記事で方法を紹介していきます。

どのように育てるのか?

強みに育てていくには、
自分の技術やスキル、ニーズの2つで調整していきます。

強みの公式の ”技術スキル”、”ニーズ” に該当します。
強み = 価値観 × 技術スキル × ニーズ

使える知識や技術があり、役立てる場所を
マッチングさせられるかがポイントです。

技術スキルを持っているか?
・自分がワクワクすること
・頼まれもしないのにやっていること
・時間を忘れて取り組んでしまうこと
の中で、特にコミュニティの中で活かせる、
使える技術やスキルが十分に備わっているかという観点。

そしてもう一つが、
・周囲から頼まれる
・コミュニティの中で解決できる人がいなくて困っている
・自分が関わることで成果が上がった
といった状態があるか?という観点。

この掛け合わせで自分の価値観を強みに育てて行くという考え方です。

強みの領域|B、C領域からA領域に育てよう

トップの4象限の図を見てください。
スキルの高さと、ニーズの多さで強みを整理した表です。

A:「貢献」
自分の技術・スキルも十分にあり、周囲からも求められる状態です。

B:「自己満足」
自分の技術・スキルは十分にあるものの、周囲から求められることが少ない状態です。

C:「ブランディング先行」
周囲から求められることは多いものの、応えられるだけのスキルがまだ追いついていない状態です。

D:「他者の領域」
周囲から求められることは少ないし、スキルもないので、自分が取り組む優先度はかなり低い。他の人にお任せする領域です。

貢献できる強みの領域に向けて、
BやCの領域を磨いていくのが良いでしょう。

Bの場合
自分が持っているスキルが、求めている人に認識されていない可能性があります。自分がやっていること、考えなどを積極的に周囲に話して、●●の件なら□□さん、と思い出してもらえる状態を目指すのが◎

最近子供のお弁当作りにハマって色々お弁当作りネタが溜まってきました
マインドフルネスを学びストレスと向き合う毎日の習慣に詳しくなりました

などなど。

Cの場合
周囲から相談はあるものの、なかなか案件でご支援できない場合。自分の技術・スキルが不足している可能性があります。何ができれば周囲の期待や相談に応えられそうか整理して、地道に技術をつけていきましょう。


焦らずに育てる

やみくもに「自分の強みはなんだろう?」と焦る必要はないのかなと思います。自分の強みがわからないな、という人は、
この公式に当てはめてみて今の自分の状態を把握してみてください。

その上で、

「強みを探す」のではなく
① まず自分のワクワク・熱中ポイントを探す
② ①とコミュニティや他者のニーズを探す
③ 技術や機会を習得しニーズとのマッチング精度を高める

この3つをやっていく必要があると考えています。

ちなみに技術・スキルは一度持ったら終わり、というものでなく磨いていくものですので、自分の得意を見つけたら、とにかく使ってフィードバックを沢山得て技術を磨く、活用できる機会をえるそれが「強み」をつくる近道!

・・・と私自身は考えて活動しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?