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私、生きていけない?そう思った時の話。

こんにちは、NAOです。
フランスに来て、一番最初にぶち当たった壁についての話です。

日本と海外との違いは沢山あって、その中でも私が特に悩まされたのが、””でした。
日本の軟水と海外の硬水。その違いは、これまでにいった海外で経験をしていて、分かっているつもりだった。
でも今回問題になったのは、飲み水。
フランスに来て毎日ペットボトルの水を飲んでいた。大量に摂取した水は、知らず知らずに私の体に影響を与えていて、食後、必ず腹痛になる。
慣れない食事だから?どうして?慣れたら大丈夫?
最初はそんな風に思っていた。
色々調べて、その原因が水である事を発見。
私は水が好きで、毎日毎食たくさん水を飲む。これが悪かった。
じゃあ水を飲まなければいいと考えた私。
しかし毎朝飲むコーヒーでも腹痛に。
熱を通していてもだめなのか、、、。

1番ひどくなった日。このまま食事を続けたら、吐いてしまう。
それだけは避けたい私は、残すことにした。
せっかく作ってくれた料理を残すことが、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
このまま我慢してはだめだと思い、ホストファミリーに相談。
事前にフランスにも軟水の水が売っていること、浄水器がある事を調べて事情を説明。
返ってきた言葉は、「そんなものないよ。きっとフランス料理に慣れていないだけ。それか、お酒の飲みすぎじゃない?とりあえず、胃薬あげるから。」だった。
自分の辛さを理解されなかったこと。
これからの食事をどうしたら良いか分からず不安を抱いたこと。
このままだと、生きていけない絶望感。
その場で泣くのを我慢して、自室に逃げ込み大号泣。

両親や周りに応援されながら、ようやく来れた留学だったけど、
私が来るべきところはここじゃなかったと、
帰りたいと、本気でそう思った。

その後も体調をみながら食事の量を減らしたり、朝食に出されるコーヒーを避けるようにグラノーラを食べたいといってみたり、水を飲まないために苦手な炭酸コカ・コーラを飲んだり。
でも、茹でられたものやスープを見るたび、これを食べたら腹痛になる。
のどが渇いても、腹痛覚悟で水を飲む。
そんな毎日だった。

周りに相談できる人がいるわけでもなく、1人戦っていた。


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