【議会だよりじゃ伝わりきらない!】令和5年3月定例会における一般質問の真意を説明します。(後編)
こんばんは、佐々木です。
川根本町では、一番茶のシーズンが落ち着き、二番茶が始まるまでの束の間の休憩のタイミングです。
きょうは、「茶茗館プロジェクトチーム」の会合がありました。
二週間ほど前にお声かけいただいて、初の参加でした。
私、「茶茗館」すきなので、お声かけいただいてとても嬉しいのです。
コロナ禍も落ち着いてきたので、6月以降は毎月イベントをやるとのこと。
今後、どういう風に関わっていけるか楽しみです。
さて、今回は前回の続きで、3月定例会の質問の2つ目【「観光施策のビジョン」について】の、議会だよりの紙面だけではお伝えできない意図などを書いていきます。
川根本町にとっての観光は、世界に誇れる大きな魅力であるので、より積極的な施策を考えていただきたいという内容です。
国のこれからの「観光」の方針は、川根本町と相性がよい!
>観光庁が6年ぶりに改訂した「観光立国推進基本計画」について
R5/3月初旬に【観光庁が「観光立国推進基本計画」の計画案を6年ぶりに改訂】というニュースがありました。
計画は大きく3つの柱によって立てられています。
・持続可能な観光地づくり
・消費額拡大
・地方誘客促進
(詳しくはこちらから→観光庁HP)
コロナ禍によって、経済活動は大きな変化を遂げました。
こと「観光」においてもそうです。
オーバーツーリズムからの脱却、地方誘客促進、高付加価値旅行による消費額拡大など、コロナ以前の観光の方法論とはガラッと変わりました。
>今後の世界の「観光」
今後は、アドベンチャートラベル(AT)やサスティナブルツーリズムが世界の主流になっていくであろうと考えられています。
ATは、従来の旅行形態である「マスツーリズム」と比較して、旅行者一人当たりの消費額などの経済波及効果が大きく、コロナ禍以後の時代においては需要拡大が期待できる観光分野です。
ATを推進する世界最大の組織である「アドベンチャートラベル・トレード・アソシエーション」(ATTA)によると、ATにおいては"今までにないユニークな体験""自己変革""健康であること""挑戦""ローインパクト"の5つの体験価値を推奨しています。
このことから考えるATの本質は、《アクティビティを通じて自然体験や異文化交流を行い、地域の人々と双方向で触れ合いを楽しみながらその土地の自然と文化をより深く知ることで、自分の内面が変わっていくような旅行形態》です。
おー!かなり川根本町で達成できそうな感じ!
>静岡県の観光方針はどうか。
静岡県観光基本計画によると、本県の観光の基本理念は『誰もが幸せを感じられる観光地域づくりによる 「心の豊かさ」と「持続可能な地域社会」の実現』であり、当然のことながら国の方針に沿ったものになっています。
>これらの変化の流れは川根本町にとって追い風!
前置きが長くなりましたが、これらの変化というのは、川根本町にとって追い風になるのではないかと思うのです。
川根本町は、『ユネスコエコパーク』や『「日本で最も美しい村」連合』などの自然の奥深さや共生、地方の美しさや魅力は客観的に認められているところでありますし、奥大井湖上駅や寸又峡夢のつり橋などの観光スポットなど、世界に誇る観光資源を数多く有しています。
国や県が目指すべき「観光」の方向性と、川根本町の強みや魅力は、相性がよいですね!
世界に求められている"需要"に"供給"できる強みを、川根本町はもっています。
つまり、今まさに川根本町は世界に求められている!と言えると思います。
>これからの川根本町に必要なことは。
それは、企画、運営、情報発信よりも、いかに受け入れ態勢が整えられるかだと思います。
私の感覚としては、やはりここにまだまだ伸びしろがあるように思います。
お客さんのことをどこまで想像して準備できるか。
つまり、ぐっと踏み込んだ「おもてなし」をすること。
どこまで想像できるか、これが鍵です。
ここまでの世界に誇れる観光地的強みにこれが加われば、まさに鬼に金棒ですね!いや、ほんとに!
観光に関わる立場・役割は色々ある中で、それぞれが熱をもって勉強、研究、実践を重ね、そのうえで一丸となれれば、川根本町は本当に強い町になれると思います。
(それを達成するための川根本町の諸々の計画「川根本町観光振興計画2023~」は観光交流課からもう少しで公開される見込みです)
なお、一般質問にて、前述したATTAが主催の世界最大のATイベント『アドベンチャートラベル・ワールドサミット』が今年の9月に北海道で開催される情報をお伝えしました。
関係者の方々にはぜひ参加していただいて、川根本町がATの先進地になれるように頑張っていただきたいと思います。
私は、川根本町が"世界にとって良い作用をする町"になれるポテンシャルがあると本気で思っています。
それが現実となるように、日々情報収集、勉強をし、引き続き様々な角度からのアプローチをしていきます。
最近はありがたいことに、色々な方とお会いしてお話させていただく機会が増えてきました。
みなさん、それぞれの立場で、一生懸命に"よりよく"なろうとしているのがお話の中から伝わってきます。
みなさまからいただいたエネルギーを基に、私は私の立場でできることを全開でやっていきます。
それぞれの立場で、それぞれの役割がある。
熱をもって、一緒に進んでいきましょう。
この町が、もっと素敵になりますように!
お読みいただき、どうもありがとうございました!
熱く、楽しく、リアルに。
川根本町議会議員 佐々木直也
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