見出し画像

【議会だよりじゃ伝わりきらない!】令和4年12月定例会における一般質問の真意を説明します。

こんばんは、佐々木です。
立春すぎてから、日中は春を感じる陽気の日も多くなってきましたね。
「三寒四温」の時期ですので、みなさま、体調にはくれぐれもご留意くださいね。

先日、2/12に、敬満大井神社の例祭、祈年祭に議員として参加させていただきました。
八百万の神々に感謝申し上げるとともに、今年一年が豊かで実りある年になるように、皆さまを代表して祈念させていただきました。

天気もよくすがすがしい境内

________
さて、皆さまのお手元に「議会だより第69号」は届いたでしょうか。
地区によってはまだのところもあるかもしれませんが、まもなくかと思います。
表紙は1月14日に仮復旧して再び渡れるようになった夢のつりばしの写真です。
気になるトピックだけでもいいので目を通していただけると幸いです。
(webからもご覧頂けます。こちら)__________
今回は「議会だより」のP8、私佐々木直也の一般質問のページにある質問について、文字数に限りがあるが故にお伝えしきれない想いや、なぜそれをこのタイミングで質問させていただいたのかを書いていこうかと思います。

少しお付き合いいただければ幸いです。

12月定例会における一般質問の真意とは。

>質問は大きく2つ

1、川根本町教育大綱にある「子育てしてみたくなるまちづくり」について
① 学校再編で、小・中学校(義務教育学校)のビジョンは理解したが、保育園・幼稚園と高校を包括した町独自の子育てのビジョンをどのように描いているのか。また、現状を伺う。
② 子育て支援施設、放課後児童クラブについて、町として特色のある取組をしているのか。
③ 現在就いている川根高校魅力化コーディネーターの来年度の求人をしているが、町として具体的にどのようなことを期待しているのか。

2、町内の子どもの遊び場について
町内に子どもを安心して遊ばせられる場所、かつ、子どもが楽しめる場所があまりない。 これは町内の子育て世代にとっても大きな悩みであるが、観光客目線でも大きな問題であるように思う。
町の豊かな川や山などの自然を活かした町にとってのシンボリックな公園があれば、町民の愛着や観光の方の思い出に繋がり、喜んでいただけると思うのだが、町長のお考えを伺う。

>一つ目の質問について

川根本町の教育大綱には3つの大きなテーマとして、「学校教育ビジョン」「社会教育ビジョン」「子育てしてみたくなるまちづくり」が設定されています。
(川根本町教育大綱はこちら)

そのうち「学校教育ビジョン」と「社会教育ビジョン」については、令和4年9月議会で一般質問させていただき、答弁をいただいた中で理解しましたので、今後も行政が進めていくことを希望をもって見させていただこうと思っています。
(過去の質問については会議録をご覧ください。私の質問は後半P64からです)

今回は「子育てしてみたくなるまちづくり」についての質問です。

この、子育て"してみたくなる"という言い回しは、独特でなんとなく面白いですよね。


教育大綱にあるように、川根本町の目指す教育のイメージの中には、高校、保育園・幼稚園、そして子育て支援施設や放課後児童クラブが包括されています。

この質問には『今後、小中学校が義務教育学校になり、町として一層特色ある教育を目指す中において、保育園・幼稚園、そして子育て支援施設や放課後児童クラブについても、町が目指す教育ビジョンを共有するための施策を講じるべきではないか』という意図があります。

_____
教育大綱を制定しているのは「総合教育会議」という行政内の組織です。
構成は教育委員会、町長、副町長、総務課です。(会議録)
現状、ここには保育園、子育て支援施設、放課後児童クラブを管轄している健康福祉課が入っていないのです。

私としては、健康福祉課にも総合教育会議に入っていただき、町の教育のビジョンを共有し、さらに、関係者への研修や情報共有を積極的に行う施策をぜひとも行っていただきたいです。

少し大げさかもしれませんが、
ビジョンを共有しているだけでも、先生やスタッフの子どもたちへの考え方が、未来へ向けてよりよくなるのではないかということ。
子どもたちにとっても、スムーズな教育環境の流れができるのではないかということ。
ひいては、それが町のカラーになり、愛着につながり、文化を育むのではないかと思うのです。

町のカラーの一層の統一のためにも、子どもに関わる方々への教育ビジョンの共有をぜひお願いしたいです。

>二つ目の質問について

川根本町には、町内に子どもを安心して遊ばせられる場所、かつ、子どもが楽しめる場所があまりないですよね。

わがやも小さなむすめがふたりいますからよくわかるのですが、
そうなると、休日は1日過ごせるような場所を求めて町外に遊びに出がちになります。

必然的に出先でごはんを食べることになります。

つまり、
町外に出てお金を使うという町にとってのマイナスと、
同じように町外の子育て世代が、川根本町を「遊ぶ場所」として選んでくれない機会損失のマイナスが発生します。

川根本町には大井川があり、山もあり、自然豊か。こんなにも土地としてのポテンシャル、力がありながら、遊べる場所がないのが現状。実にもったいない!

遊具のある大きな公園をぜひ検討いただきたいのですが、予算の都合があるのですぐには難しいのは承知しています。
そこで私が提案したのは「ゆっくり育てていく公園はどうか」ということです。

川根本町は"千年先も続くまち"を目指しているので、公園も、千年とは言わないけれど、10年や20年、もしくは100年のような長い期間を見据えて、毎年少しづつ育っていく公園を作ったら素敵だなあと思うのです。

大きな公園って、きっと町にとってすごくたくさんの恩恵をもたらします。

前述したマイナス要因の解消、
訪れる人々の井戸端会議的交流や、
町民はもちろん、観光の方々の川根本町での思い出などなど、
町の愛着に繋がる大切な時間が数多く発生することが想像できます。

この質問について、町長から「いい提案だと思う。関係課に話をしながら、できることから進めていく。」との前向きな答弁を頂いたので、実現にむけて、今後も引き続き積極的にアプローチしていきたいと思っています。

>まとめ

私が常に意識しているのは、「町の施策のどこを切り取っても意志を感じるものであるべき」ということです。

それこそが、住んでいる町民、そして訪れる観光客の方々にとって"なんとなくよいまち"と感じてもらえるまちづくりだと思うからです。

思い出が愛着になり、そしてその連鎖が「文化」になると思っています。

私は「文化」の醸成を目指したい。

そのためには、町民・議会・行政がそれぞれの役割を認識し、責任を果たし、町全体が一体となり螺旋のように上昇気流にのるという状況が理想だと思います。

それぞれの立場、役割のなかで熱をもってみんなで関わっていけたらいいなと思います。

一番の核はこの町に住む町民の皆さまそれぞれの理想です。

人任せでなく、一緒に熱をもって理想を重ね、"よいまち"をつくりましょう。

いつでも、どのようなかたちでも構いません。
忌憚のないご要望やご意見をお聞かせいただきたいです。

そして、
ぜひ一度、全員協議会や定例会に傍聴にいらしてください。
思っているよりずっと気軽に傍聴していただけます。

_______

今後も議会に関わることを、できるだけ客観的にわかりやすくお伝えしていきたいと思っています。(月曜日定期更新)

お読みいただきありがとうございました。

熱く、楽しく、リアルに。
川根本町議会議員 佐々木直也

ご意見はこちら
tel:070-8531-4649
mail:sasaki.kfc@gmail.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?