植物と、友達になる。
こんにちは、さゆりです。
今、いるのは北海道占冠村のトマム。
周りはほとんど木や山ばかり。
バスを待つ時にぼーっと木を眺め、たまに写真を撮る。
そのときに、木の名前を意識するようになった。
シラカバ、こっちは幹が赤いからアカエゾマツ。
きっかけは、岡山であった林業界の重鎮の影響から。
内藤さんという、80歳を超えてなお現役のスーパーおじいちゃん。
岡山の森のことはなんでも知っているし、お話もとてもお上手で聡明な方。
どこの山のどの辺りに何の植物がある、ということまで知っている!
そんな内藤さんにお願いをして、森を一緒に歩く機会があった。
森の中にある植物を一つ一つ丁寧に説明してくれる。
そんな内藤さんが言っていた言葉。
「みんな、友達になるときは名前を覚えるでしょう?植物も、みんな名前がついてる。名前を覚えたら、友達になれるんだよ。」
植物と友達になる、か!
その発想はなかった、と目から鱗だった。
内藤さんは、師匠の教えで植物の名前を覚えるときに一つ一つ葉っぱや花を集めて、標本を作っていたそうだ。
そこまではできないけど、なおきくんと散歩をするときに名前を教えあったり、頭の中で名前を一致させたりする。
そうすると、植物との距離が縮まるような気がして。
植物先生の内藤さんも、たまに聞かれてわからない植物があるらしい。
そんなときは、「花が咲いたらわかるけどなー」「実がなったらなー」という逃げ道があるそう (笑)
なんとも人間らしくてお茶目である。
まだまだ友達は少ないけど、これからもっと増やしていこう。
さやり
読んでくださって、本当にありがとうございました。