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旅とわたし、わたしと猫、猫と旅。


わたしとなおきくんの旅。


2018年の夏からパートナーのなおきくんと一緒に旅をしている。
二人で前の仕事を辞める時に、「旅をしよう」とわたしが提案して彼が賛成してくれて始まった旅。
自分たちが行きたかったところ、住みたかったところ、紹介して縁があったところなど特に決まりを設けず、期限を決めず、気の赴くままに。
今は、2019年の秋にワーキングホリデーでオーストリアに行くために出稼ぎの日々。
日本、世界問わず2人で色んな場所に行ってきたけど、わたしたちの旅に欠かせないな、という要素がある。それは「猫」だ。


旅に欠かせない「猫」


猫という生き物は、日本各地、世界各地を旅していて必ずと言っていいほど出会えて、旅を彩ってくれる存在。色んな人が暮らしていて、色んな人模様、景色があるけど、そこに色んな猫模様もある。
わたしたちの旅に猫が欠かせない、と決定づけられたのは2018年の9月から行ったタイ・カンボジア・マレーシアの旅だった。日本でも猫がたくさんいるところはあるけれど、アジアの他の国々は、行くところどこにでも猫がいた。
もともとわたしがなおきくんに猫の良さを布教していたけど、この東南アジア旅で彼は猫に魅了され、完全に猫派の仲間入りを果たした。
二人でふとした瞬間に旅を振り返るときもあるけど、「あのにゃーは元気かな」と猫の話から旅の想い出話をすることが多い。


わたしと猫の関わり 

 
猫に関わることになったのは、オーバーに言うと生まれた時から。好きになったのは、覚えていないくらい。うちの実家に、わたしが生まれる前から猫が住んでいたから、猫が家族も同然だったし、遊び相手でもあった。猫と共に生活し、猫好きとしてすくすく育ち、小学校の時には猫好きが高じて「にゃー」と言うあだ名をつけてもらった。「にゃー」というのが恥ずかしい男子には「猫」とも呼ばれていた。
そして、旅×猫の組み合わせに惹かれるようになったのはかの有名な岩合光昭さんの『岩合光昭の世界ネコ歩き』を見てから。岩合さんの撮影する世界各地の猫たちの姿が自然でとても愛くるしくて。「ネコは人間とともに世界に広まった。だからその土地のネコはその土地の人間に似る!」と岩合さんが言っていて、わたしも各地の猫を撮影するぞ!と旅をすることが決まる前から実は心に決めていた。日本の猫、世界の猫。わたしの猫観を広げてくれた岩合さんに感謝。



わたしの語りはそこそこにしておいて、
是非出会った猫たちを見てほしい。


旅先で出会う猫たち


東南アジアで行く先々猫と出会い、魅了される
先ほども書いたように、私たちの旅と猫が強く結びついたと感じたのは2018年に行った東南アジア旅から。

タイで一番最初に行ったゲストハウスの近くにいた子たち。

行く先々で猫と出会って、

遠くから眺めていたり、

近くから眺められたり、

思いがけない場所で出会ったり。お店に馴染みすぎ。

そんなど真ん中にいたら踏まれるよ、と思うけどみんな優しいから避けて歩く。

どこにいっても愛されている猫たち。

旅の最初の頃はぎこちなかったけど、慣れていくうちになおきくんが猫を抱き上げてカメラに向ける顔がどんどん溶けていったなぁ。

うん、すごく嬉しそう。


帰国後ももちろん、猫に魅了される。
国内で二人がとびきり気に入った子は、別府鉄輪温泉にいた、この風格がすごい子。

この子はしっぽが短かった。

持っていたネズミのおもちゃで遊ぶと、興奮して短い尻尾がぶんぶんと揺れる。この尻尾が可愛すぎて、時を忘れて遊んでいた。

彼が人の尻を追っかけていると怒っちゃうかもしれないけど、猫の尻を追いかけるのは許してしまう。なぜなら私も追いかけているからね。鉄輪温泉に行かれる際は、是非「熱の湯」という共同浴場の近くでこの子を探してみて。


長期滞在と猫
旅中に知りあいの紹介やWWOOFなどで度々長期滞在をしているけど、その滞在中も存分に猫に癒されている。
WWOOFを使って大分の湯布院にある「原っぱカフェ」というお店にお世話になっていた。ここは、ビュッフェスタイルでランチを提供して、お客さんが自由に金額を決めて払うドネーション式で運営されている、一風変わった場所。日本各地、世界各国から訪れたボランティアが料理を作って提供している。訪れる前に、猫が近くにいたらいいね、と話していたわたしたちの前に現れた2匹の姉妹猫。

眩しくてちょっと目つきが悪いけど、美人さん。

トラ柄の子は語感が可愛いから「モチ」、

黒と白の子はマレーシアのイポーで出会ったこと柄が似てる!ということから「イポ」と勝手に名付けて愛でていた。

この子がイポーで出会った子。見返すと結構違う柄。

ボランティアしながらも、隙あらばこの子たちと遊んでいた。

すぐに膝に乗ってくれる。仲良し2匹。

2週間の滞在期間中、ほとんど毎日彼女たちは顔を見せてくれた。たくさんの時間を過ごした分、わたしたちは別れが辛かったけど、彼女たちは気にせず元気に過ごしてくれているだろう。2匹ともまた会いたいな。



最後に

共に旅をしてくれている大切なパートナーなおきくん

そしてこれまでであった猫たち、
そしてこれから出会う猫達に感謝と敬意を表して。
本当にありがとう。

さゆり

読んでくださって、本当にありがとうございました。