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絶望的な記憶力

以前書いた記事

つい最近なんだけれども、読むと既に自分が書いたのにも関わらず忘れている。

うつ病の記憶力・判断力の低下、抗がん剤による後遺症としての記憶力の低下、というか、脳機能の低下。これをケモブレインと呼ぶらしい。

ケモブレインとは記憶障害および思考の不明瞭化、または何らかの日常活動を遂行できないといった認知機能の変化である。 ケモブレインの原因は特定できていないが、化学療法の脳に対する影響をより良く理解するため、脳の構造および機能について現在検討されている。

ケモとは化学療法の意味で、ブレインは脳。

ケモブレインとして知られる化学療法後の認知障害は、大部分は一時的なものであり、化学療法後5年間で改善する傾向にあるが、かなりの数のサバイバー(40%以上)で依然として障害が残る。認知機能のリハビリ方法の改善とともに、こうした障害が残ってしまう危険因子や原因を理解する必要がある。

            引用元:海外がん医療情報リファレンス

そうなのか…。障害が残るのか。それはもうどうしようも無いって事?
化学治療をしてから既に5年以上経っていてこの状態と言う事は、私は40%以上の障害が残っているタイプになる。
この脳機能の低下の原因が抗がん剤治療ならば、の話ではあるが…。

バイト採用テストで愕然とした

先日、在宅ワークで「テープ起こし」のバイトの応募をした。
その後、採用テストとして、音源からテキストデータにするというもので、何と再生ソフトも一緒に入っていた。再生スピードを変更したり、音のバランスを変えて聞こえやすくしたりも出来る。

タイピングは自信があった。
高校生の頃は、友達が読む文章を聞きながら打てたぐらい早かった。

という事で、普通のスピードで聞きながら打ってみようと始めてみたら。

全く追いつかない。そして全く意味がわからない。会話を飛ばして入力している。あれ?
改めて再生スピードを落とし、聞きながら打ってはいたけれども、やはり追いつかず、何度も巻き戻して確認してから入力。聞いては入力。
途中で気づいた。

「今何て言ってたっけ?」

一瞬前の言葉がわからない。
タイピングが早かったのは、脳内で言葉を覚えておきながら打ち、同時に次を聞いて覚えて打っていたのだ。要はリアルタイムで打っている訳ではなく、一度脳で覚えてからアウトプットしていたのだ。

そして今の自分の脳ではそれが出来ないという事に気付いて愕然とした。

その一瞬の記憶すら出来ない脳になってしまったのだ、と。
結果、11分の音声データに対して、とりあえず全部入力が出来たのは40分。
まだ通常スピードで再生しながら文字を確認する作業は出来ていない。
もう聞きながら打つというのがスムーズに出来ていない時点で物凄く落ち込んでしまった。

何もかもをすぐに忘れる脳になってしまった

これじゃ覚える仕事とか無理じゃん!注文とか受けられないじゃん!

まぁ、昔から記憶力は悪かったけれど、それとはもうレベルが違い過ぎる。ボケた、とかそういうんじゃない。多分ボケたら忘れた事すら覚えていないでしょう?
何で思い出せないんだ!?とか、何で覚えていないんだ!という実感があるから余計辛い。

常に手元にメモをしないといけない。
本を読んでいても、頭に残らない。理解が出来ない。
付箋とか付けるのならば、全部に付けてしまうんじゃないかと思う。
どうすれば良いのかな。大事な部分だけ書き出せば良いのかな?

これはどう対処すれば良いものか…。

テープ起こしが思った通りに打てなかったショックがかなり残っている。

そもそも何処に相談すれば良いんだろうか…?

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