「金持ち父さん貧乏父さん」から学んだ3つのこと
「金持ち父さん貧乏父さん」はお金の本で有名だが、伝えていることはマインドの話だった。
お金面だけでなく、キャリアや人生においても役立つことを3つまとめてみた。
1. 自分と向き合うこと
感情で動く人と頭で動く人がいるという話があった。
自分で働くことしか頭にない人(本書ではお金持ちでない人のことをいう)たちは、それしか方法がないと思っている。
「とりあえず収入をあげなくては!」と、頭で考えることなく、目の前にがむしゃらに働く。
そして不平不満をいう。
自分がどこに向かっているのか?と考えることを無視してしまっているのだ。
キャリア面でも同じことを感じていた。
自分のなりたい姿やビジョンがないまま、生活のためにお金が必要だから働く。
ただただ仕事をこなす日々に目的意識ややる気はない。
これがモチベーションの低下や離職率に繋がっているだろう。
そんな人をたくさん見てきた。
どこに向かってるの?
一度立ち止まって自分と向き合う必要があるだろう。
2. 捉え方を変えること
❌「それを買うお金はない」
ではなく、
⭕️「どうやったらそれを買うお金を作り出せるか?」
という思考になること。
アドラー心理学でも似たような思考法がある。
例えば、失敗をした時に
「なぜ失敗してしまったんだろう」
と原因を探すのではなく、
「次はどうしたらいいのだろう?どうすればよかったのだろう?」
とポジティブに解決策を考える。
お金面でも同様に、解決策を前向きに考える思考が必要と解いているようだった。
本書では、投資で失敗したときの気持ちの持ち方が大切ともあった。
3. マインドリセットの必要性
誰しも、幼少期に親や周りからの「欲張り=悪」の植え付けがあったのではないだろうか。
「自分のことばかり考えないで、周りのことも考えなさい」
「そんなお金ないんだから我慢しなさい」
そんな言葉を浴びて育つと、「欲張ってはいけないんだ、身の程を知らなくては」と小さな視野に狭まれてしまう。
今の現状でできることに縛られてしまい、行動することが怖くなってしまうのだ。
常識や周りがこうしているからこうしないと、といった固定観念にがんじがらめになっていると、行動を起こすのが難しくなってしまう。
わたしも周りに合わせてきた人生だったので、飛び出すには勇気がいることをよく知っている。
これを乗り越えること、物事を大きく考えることが必要とのこと。
人間は、自信のなさや怖さという感情で支配されてしまうから、それをうまく利用していこう。
その一つがプレッシャーをかけて自分を突き動かすということ。
やらなければいけない環境に身を置くことが行動を加速させるとはよく言われるものだ。
お金の世界でももちろん大切なマインドだが、日常生活でも大切な、人間として持ち合わせていたい思考法を学べる本だった。
何を学ぶか、それがその人をつくるのだという。
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