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迷ったら誰かに話す。すると意外と、解決策が浮かんでくる(22/100日)

悩んだときや迷ったとき、どうやって解決しようとするだろうか。

ぐるぐる思考は結局解決しない

一番ダメなのが、自分の頭の中でぐるぐるぐるぐる、思考をこねくり回すこと。何も良いアイデアが浮かばないどころか、どんどん暗い沼にハマっていく。かく言うわたしがすごくやりがちなのだけれど、やめておいた方がいい。経験者は語る。

「書き出す」ことで脳内の作業台をすっきりさせる

では、ぐるぐる思考をやめて、何をしたら良いだろうか? わりと簡單にできて、それでいて思考の整理におすすめなのが、「書き出す」ことだ。

作業台をイメージしてみてほしい。土台の色が何色なのかもわからないくらい、物がいっぱいに散乱している。当然どこに何があるのかわからない。こんな状態で何か作れる? いや、無理。作業効率ってなにそれ、おいしいの? 状態だ。

そこで一旦、作業台の上に乗っているものを全部、別の場所に移す。で、必要なものを改めて並べるなり、なんなりする。するとどうでしょう。ほーら、作業効率めちゃくちゃアップ!

とまあ、こういうことなのだ。脳内にある作業台に、いろんなものが乗っかっていたら、そりゃあ何もできない。それどころか、散らかっていること自体がものすごいストレスだ。「ものを別の場所に移す」のは、「書き出す」のと同じ。すっきりさせて、次の作業に取り掛かりやすくする。

これをやると、「意外と優先順位が低い問題もある」「全然関係ない問題を無理やりくっつけて、問題を複雑化していた」など、ぐるぐるの絡まり具合がクリアになる。

とにかく人に喋ってみる

最近とくに「アリだな」と感じているのが、これ。人に喋ってみる方式だ。すると意外なところで、解決の糸口が見つかったりする。自分の中でもんもんと悩んでいたことが、「あれ、そんなこと?」と自然に思えてしまったり、する。

たとえば先日、わたしは「東北でライター交流会をしたい」という話をした。しておいてなんだが、何を具体的にやろうかはまったくノープラン。しかも、人を呼ぶより人に呼ばれる方が圧倒的に多い人生を歩んできたワタクシである。「何をどうやって……?」みたいな序盤オブ序盤で、止まってしまっていた。

ところが話しながらわたしは、「例えば○○さんなら、どんな人たちをどれくらい呼びたいですか?」「場所のイメージわきますか?」「当日の流れはどうしよう」などなど、出るわ出るわ疑問点。で、さらに「こういうふうにしたら良さそうだけど、わたしには難しいので……詳しそうな人に相談して、助けてもらいます!」と自己完結してしまった。

不思議なことに、話すことで「ふわっとしていた疑問や不安要素がクリアになった」し、「そのうえでどう解決しようかの作戦も浮かんだ」わけだ。このへんが明確になると、あとは一つひとつ潰していけばOK。

ではなぜ、話すことでぐるぐるこんがらがっていた思考がスルッとほどけたのか。おそらく「他人に話す」ために、自分の脳内で無意識に「要約」しているからではないか。そしてさらに、話すことでしっかりアウトプットも行っている。さらにさらにいいのは、相手の考えを聞ける点。

悩みや課題をまず要約し、話すことを通してアウトプットする。それに対して、相手からフィードバックをもらっているわけだ。……書きながら思ったけれど、おしゃべり最強説では?

抱え込まないことが大切

紙に書き出すこと、誰かに向かって話すこと、どちらの方法もぐるぐる思考を抜け出す方法としてはとてもおすすめだ。一番良くないのが、自分の中だけに抱え込んでしまうこと。無駄に落ち込むし、問題は複雑化する。そうなる前に、手を打とう。


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