【消えたチューリップ】行政だってミスるんだから、わたしのミスなんてミスの範疇にないと開き直ることにした(29/100日)
ここ最近、街中のあちこちに花が植えられている。わたしが住む仙台市では、今月26日から「緑化フェア」なるイベントがスタートする。街中に花を植えるのは、その一環のようだ。
「やあやあ、一気に景色がカラフルになった。気分がいいなあ」なんて、呑気なことを考えていたのだけれど。ここに来て、こんなニュースが飛び込んできた。
「チューリップの花、見頃過ぎて撤去」
……うん? なんだって??
つまりこういうことだ。イベントの開催時期に合わせてチューリップを植えたが、予想以上に気温の高い日が続き、予想以上にはやく花が咲いてしまった。で、予想以上にはやく散ってしまったわけだ。あろうことか、「SENDAI」とでかでかと飾られたフォトスポット前のチューリップが、全撤去。
本当なら、「ここで写真を撮ってね!」と、大々的にプロモーションする予定だったのだろう。しかしもはや花はない。まあ、自然のことだし仕方ないし。見ようによっては、おもしろい。
とはいえ、中の人たちはそこそこざわついたのではなかろうか。自然のことだし仕方ないとはいえ、肝心のイベントが始まる前に撤去することになったわけだから。まあ、失敗といえば失敗だよね。
失敗やミスを恐れる気持ちは、多かれ少なかれ多くの人が持っているだろう。わたしにももちろんある。できればスマートに、かつドヤ顔で、「私、失敗しないので」と言ってのけたい。が、悲しいかな、それは不可能だ。
しかし、今回の例を見てわたしは思った。「市をあげての一大イベント、きっと何人もがこの計画を練ったはず。それでも失敗するんだから、わたしの失敗なんてもはやノーカンだ」と。
さあ、失敗を恐れるそこのあなた。あなたもぜひ、胸に「消えたチューリップ」のワードを刻み、勇気をもって前へと突き進んでほしい。
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