見出し画像

どうやって生き、死んでいきたいのか

わたしはフリーランスなので、お金とか生活とかそういう類の話については常に「不安定」である。とくにわたしは営業が苦手で、お金を稼ぐことがそこまでモチベーションにならないタイプ。はっきり言ってフリーランスには向いていない人間だ。

ここまでラッキーに次ぐラッキーのおかげで仕事が途切れることも、収入ががくっと落ちることもなく生きてこられたが、来月もそうとは限らない。再来月も、そのまた先も仕事が少なければ、どうやって生きてくんだろう、わたし。

そんなことをずっとずっと繰り返しながら、今に至る。幸い、今に至れているので心のどこかで「まあ、今回もなんとかなるっしょ」と思えるくらいには楽観的なのだけれど。

とはいえ、ずっとこのままではよろしくないよなぁ、とも思っている。もう少しなんとかしなくては、と。

記事を書くライターの仕事も、物語をつむぐシナリオライターの仕事も、自分が生み出している仕事ではない。お仕事を発注してくれるクライアントさんがいて、ありがたいことにお声がけいただくので成り立つものだ。

ただこれは、永遠には続かない。「会社員生活だっていつクビを切られるかわからんよ」なんてのが比較にならないくらい、あるとき突然ぷつんと途切れてしまうのだ。

まあこれまでは、1つ仕事がなくなると1つどこからか仕事が入ってきて、結果的にプラマイゼロ! あーよかったね! ということが続いているので、事なきを得ている。得ているが、これは完全に運任せ。できればもう少しだけ、安心がほしいじゃないですか。

でも、何をしたらいいんだろう?

これをもうずっと長いこと考えている気がする。

何かをもっと極めればいいのか、それとも新しいジャンルに手を出してみればいいのか。人脈を広げる? 営業に励む?(いや、どうやって)考えても考えても答えが出ない。本当に働くこと、いやこれはもはや生きることに向いてないとすら言えるのかも。

はたして、この数ヶ月ぶりに書くnoteは何かしらの結論に向かっているのだろうか。あやしい。途中で意味不明な終わり方をする可能性もある。そのときはごめんなさい。

考えて考えてふと思ったのが、「そんなに頑張ろうとしなくたっていいんじゃないのか」だった。わたしはもともと、大きな事業をしたいとも、野望を叶えたいとも思っていない。多少のお金はほしいが、そこまで贅沢もしない……たぶん。

つまり、たくさんのお金を稼ぐ必要はないのだ。自分たちが暮らしていけて、プラスアルファの楽しみを享受できる程度の稼ぎがあれば、それでいい。

それくらいなら、なんとかなるんじゃないの? 好きなことを仕事としてやりながら生きていけるんじゃないの? という結論に、ふとたどり着いた。

前置きが長い。で、じゃあどうしようね、と考えたのが、好きなことをあれもこれもやる作戦だ。

わたしは残念ながら、何かを極められるタイプではない。飽き性だし、意志も弱い。締め切りがなければ、記事もシナリオも書き上げることは不可能だろう。なので、好きなことをつまみ食い方式であれもこれもやって、あれもこれも収入源にしてしまえばいい。

ものを書く仕事は、好きなので続いている。これからも続けられる限りは続けたい。ここから派生して、たとえば自分で物語を書いたり作品を作ったりしてそれもお金になったら幸せだろう。(実現可能かどうかは、この際考えないようにしている)それに伴って、誰かとの出会いもあるかもしれない。わたしはひとりが好きだけれど、同じような目標に向かって頑張る仲間がもう少し周りにいたらな、と思うことは頻繁にある。寂しいやつなのでぜひ友達になってください。

それと最近始めた占いも、これもお仕事にしちゃいたい。占いも楽しい。わたしの場合「○○とつながる~」とかはまったくわからず、タロットを介して自分と対話するとか、少し頑張る勇気をもらったりとか、そういうツールとして占いを使っている。前向きになるためのきっかけ、みたいな感じかな。

とまあ、いろいろ思いついたままずらずらと書いてみた。先の楽しいことを考えると不安も薄まるので、精神衛生上もとても良い。

悲しいかな、わたしは来年で40歳になってしまう。つい先日、同い年の友人に「40歳は初老だ」と言われ「しょ、しょろう……!?!?」と反応したのは記憶に新しいのだが、まあそういうお年頃みたいだ。

自己中脳なので自分がBBAになったとか、ましてや初老だとかいう感覚はゼロに近いのだけれど、40という数字は一応そのまま受け止めている。わたしの母は40歳を迎える前に亡くなったこともあり、ここ最近は死ぬことについても以前より多く考えるようになってきた。

どう生きて、どう死んでいきたいか。これは今後の人生におけるひとつのテーマだなあと思う。たとえたくさんのお金を稼いでも、死ぬ間際に幸せだったと思えるかはわからない。それよりもわたしは、そこそこのお金があれば、あとは好きなことをして好きな人たちに囲まれて生きる人生を送りたい。なるべく後悔の少ない最期でありたい、というのは、わたしがずっと思っていることのひとつだ。

迷ったときは、ここに立ち返る。どう生きたいのか、どう死にたいのか。これを指針に、来年の目標などもぼちぼち考えようかな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?