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それからが大変。

とりあえず、物件を契約した。でもそれからが大変でした。

なんせ、住宅ローンの審査が通らない!!!

あ、別に借金があるわけではありません。年収も普通の人並みにはあります。しかしながら、結婚していて単身東京に住んでいてなぜ家を買うかの理由を事細かに銀行に伝えないといけないというのです。まさか、家を買う時にそんなことを説明するなんて思ってもみませんでした。

しかも、ゆとり営業マンがまず銀行と話をするというので、ゆとり営業マンに事の顛末をすべて伝えないといけないのです。
なぜか五反田駅の近くのカフェでラフな格好をしたゆとり営業マンとローン契約書を前にしてなぜ単身赴任をすることになったのか?を8年前までさかのぼっていろいろと熱く説明したあと、運転免許証と健康保険証をコピーされているアラフォー。客観的に見ても滑稽以外のなにものでもありません。

それでもかたっぱしから断られて、最後は聞いたことのないような地方の銀行まで持ち出してくる始末…。
挙句の果てには、
「こういう契約をする人たちは離婚しようとしてることが多いんですけど、そういったことはないですか?」→ありません
「なぜあちらでその仕事をしないんですか?」→私の職種がほぼないからです
「どうして物件を購入しようと思ったのですか?」→よかったからです

みたいなやり取りを繰り返し、なんだかモヤモヤして心もズタズタになり、持ち物の断捨離とかはじめてしまい、ふと思ったのがもしや、これはゆとり営業マンがハードルを上げている可能性があるのでは?ということで、ローン契約も自分ですることにして、会社と取引がある三〇住〇銀行に出向くことにしました。

銀行に連絡を取ると「来てください」と言われたのはなんと大手町の本店。
わざわざスーツを着ていくこともないだろうと思って、普段どおりのワンピース+デニム+コンバース+リュックというラフなイデタチ。
受付でガードマンが一瞬怪訝な顔をしたのを私は見逃しませんでした。

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