見出し画像

お金を働かせる力 ~経験に基づく資産運用超入門~


(1)お金の不安あれこれ
昨今、「2,000万円問題」など、お金に関わる不安が広がっています。「貧困老人にならないか」という将来への不安、「日々の生活で精いっぱい」と不満を抱いている方も少なくないのではないでしょうか。
一昔前、「自己責任」という言葉が流行りましたが、今でも状況は変わっていないと思います。自分のことは自分でなんとかする。これが自己責任社会の鉄則であり、成功した暁には、成果を自分のものにできる反面、失敗して大切なものを失ったり、何もしなかった結果、何も得られなくても、誰かが穴埋めしてくれるわけではありません。
富める者はますます富み、貧しい者は、ますます貧しくなるのが現実です。
自分の力で「資産を増やす力」は、これからますます必要になると思います。

(2)お金の方程式
 では、資産を増やすために、具体的には何をすればよいのでしょうか。次に書いた「お金の方程式」は、お金の出入りを示したもので、お金を増やす方法は、基本的に以下の3点に集約されます。

【お金の方程式】
①収入―②支出=③貯蓄(⇒運用して収入に加算)

 ①収入を増やす:㋐収入額を増やす(昇給など)、㋑収入源を増やす(副業など)
 ②支出を減らす:節約
 ③貯蓄を元手に運用する:資産運用(=「お金に働いてきてもらう」

ここで、③資産運用の力を身に付ける方法について、筆者の経験をお話します。これから資産運用を始めたいと思っている方の参考になれば幸いです。

(3)筆者の資産運用遍歴
 筆者は、就職して金融機関に勤めるまで、資産運用に関心がありませんでした。
たまたま、就職先で「投資信託」なるものを知り、自社商品を知るため、投資信託から手を付けたことが、資産運用の世界に入ったきっかけです。
 少しずつですが、千円、万円単位で利益が出始めたことは、今まで預金しか知らなかった筆者にとって、衝撃的でした。そこで、本を読み、独学で資産運用の勉強を開始しました
(※本稿の最後に、その中でも役立った本を紹介します)。
 具体的に何で運用してきたかというと、主にインデックス投資信託(日経平均やダウ平均など、市場平均に連動するだけの投資信託)に投資していました。これだけでも、自分の年齢より20歳以上歳の離れた年代の平均貯蓄額ぐらい増やすことができました。
 しかし、運用を続けているうちに、次のような不満を抱くようになりました。
 ①ただ機械的にインデックスに投資するだけではつまらない(単調)。
 ②もっと稼ぎたい。
 ③色々勉強してきたが、自分自身の投資判断の基準が曖昧(なんとなく買って、なんとなく売っている)。

 なぜ、このような不満を抱くようになったのか。
今まで自己流で投資してきたため、それが正解なのか、第三者の目で検証してこなかったからではないかと思います。そこで、きちんとしたところで、1から投資を勉強し直すことにしました。
 奇しくも、「2,000万円問題」や「貯蓄から資産形成へ」という政府方針のおかげで、資産運用にかかる勉強会やセミナーはたくさん開催されています。色々検証した結果、大きく3つの選択肢があると思いました。
①個人投資家の自己研鑽のための勉強会(同好会の類)
②金融機関主催のセミナー
③資産運用について教える専門学校

 このうち、①については、いわゆる勉強会に近いため、参加者が我流の投資術を披露している場のように感じました。情報交換には役立つかもしれませんが、体系的な知識の習得には不向きです。
②については、専門家が解説するので、いくぶん信用できますが、商品の販売を目的に開催するものなので、偏りがあります(筆者自身、金融機関に勤めているため、そのあたりの気持ちはよくわかります)。
 最後の専門学校ですが、筆者の調べでは、現在、主に2つの選択肢があるようです。


❶「ファイナンシャルアカデミー」
  設立から17年。お金の学校の老舗。特長は以下のとおり。
㋐絶対的中立性(商品販売を目的としない)
㋑17年間ノウハウを凝縮した体系的なカリキュラム
㋒実践的なケーススタディ
㋓現役投資家が講師を務める
㋔生徒間で交流が図れる制度がある。
㋕安心のサポート体制
 (URL)「ファイナンシャルアカデミー」HP:

 https://www.f-academy.jp/link/4393/

❷「Global Financial School」
東京証券取引所から日本のお金の専門家10人の1人に選出された市川 雄一郎氏が校長を務める。2016年に設立された新進気鋭の学校。無料のセミナーなども開催している。料金等はHP上で非公開。
(URL)「Global Financial School」HP:

https://toushi-up.com/guest/

(4)これから
 先述のとおり、筆者は、「きちんとしたところで、1から投資を勉強し直す」ことを望んでおり、個人投資家の勉強会や、金融機関のセミナーは不向きとの結論に至りました。
 きちんと体系的な授業を受けられ、かつ人に自分の意見をぶつけ、第三者の視点で検証できる専門学校を選択することにしました。
 これから、どういったことを学べるのか楽しみですが、役立つ内容があれば、noteやTwitterで発信していきたいと思います。
 さて、読者におかれましては、本稿を読み、何か行動に移す気持ちになっていただければ嬉しく思います。大事なことは「行動すること」(頭で考えた理論が、現実ではその通りにならない。頭で10年考えるより、1週間行動する方が勉強になる。)、「自分の足で情報を稼ぐこと」(人は、おいしい情報を他人に教えない)だと思います。
 本稿を「参考」に、読者自身の頭で考え、実践に移していただけることを切に願います。

 ※資産運用にかかる、おすすめ本
(初級)
資産運用の考え方の「イロハ」を教えてくれます。
 『投資戦略の発想法』木村剛著
『入門 グローバル分散投資―これから始める資産運用50のとびら』シティバンク個人金融部門著
(中級~)
 スタンダードな資産運用のやり方から、株の銘柄選択術まで教えてくれます。
 『ウォール街のランダムウォーカー』バートン・マルキール著
 『敗者のゲーム』チャールズ・エリス著
 『億万長者を目指すバフェットの銘柄選択術』メアリー・バフェット他著
 『全米No.1の投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦』ジム・クレイマー著

※参考HP(再掲)
「Global Financial School」HP:https://toushi-up.com/guest/
「ファイナンシャルアカデミー」HP: https://www.f-academy.jp/link/4393/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?