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54.【不思議・恐怖体験-4】『傘女』 第3話:奇怪な動き

〜前回までのあらすじ〜

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【奇怪な動き】

下を向きながら、黒い女性が前から
カツカツと歩み寄ってきました。


その女が僕らの目の前に来た瞬間

身を隠すようにして黒い傘を
突如広げてきたんです。

※イメージ画像

画像1


その女が開けた大きな傘は、僕らの目線を
遮るようにして開かれたように見えました。

※実際の現地写真

画像2


傘が差されたまま、その女性は
目の前を僕らから見て左から右に
スーーーーーッと通りすぎていきました。

この時点でクソ程怖いです。

※図面で解説していきます。

画像3

簡易的で申し訳ないですが、図で表すと、
こんな感じ。

この真ん中にいるのが、この黒い女性です。
(以下、"傘女"と呼びます)

僕らに向けられた傘は威嚇してるのか、
はたまた防御しているのかはその時は、
まったくわかりません。

当時の中学生の僕たちには、怖すぎて
何が起きたのか理解できていないのです。


ただ開かれたこの傘が左から右に移動する
姿を無言で見詰めるしかできませんでした。

身動きが取れずに固まっていたのを覚えてます笑

(開かれてから5秒ぐらいの出来事ですが、
この時間は酷く長く感じました。スローに感じましたね)




車二台とブロック塀に囲まれていますから、
この時点で、逃げようにも逃げられません。


そのまま二台目の車の前を、傘差したまま
通りすぎていきました。

男友達:「ちょっと待った、いまのナニ?」

僕に目を見合わせて友人がそんなことを話すと、

傘女は予想だにしない、
奇怪な行動を取ることに。


では、また……👋

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