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盲目の夢の夜、その岸辺にて

甚だ不謹慎な疑問ではあるのだが、盲目の方は夢を見るのだろうか?

たぶん、普通に考えてみると、物心過ぎた後、例えば6才か7才だろうか、その位の年齢で視力を失ってしまった方だと、目が見える私と同じような感じの夢を見たりされるのだろう。
しかし、生まれつき目の見えない方は、どうなのだろうか?
そういった方は、当たり前のことだが、この世界の姿・形をご存じ無い。

人は目で物を見ているのではない、脳で物を見ているのだ、その証拠に、我々は眠っている時、目を閉じている時、夢を見ている、というようなことを養老孟司氏が語っているのをテレビで拝見したことがある。
ということは、もちろん、生まれつき目の見えない方も、夢をご覧になるのだろう。
そしてそこには、どのような光が、色が、どのような風景が、どのような姿をしたヒトのカタチが、映し出されているのだろう。

とても不謹慎な疑問だとは思うのだが、私は本当に、そのことを知りたいと思っている。

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