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【無料】【努力は才能を超えられる】「X」の過去⑦(最終話)~ 「いま」 編~




ぼくは
やっとわかった。


「お金」が無くても
十分幸せになれるんだけど、

その幸せを守り抜くためには
「お金」が必要になるってこと。


そこからだった。


「本気で働こう」


今まで以上に
全力で働くようになった。



―――


前作はこちら


ーーー



結婚してからは
楽しい日々を送っていた。


自宅に帰ったら
大好きな女性が居て


「おかえり」


って迎えてくれる。


洗濯、炊事、掃除など
色々とやってくれる。

セックスも
いつでもできるし


その日あった何気ない話で笑いあえた。


相手に気に入られようと
頑張ろうとすることもないし

本当に毎日が幸せだった。


けれど
“ひとつだけ”
ネックなことがあった。


それは「お金」だった。



結婚生活を維持するには
本当に「お金」が必要になる。


一緒に暮らすには
独り暮らしとは違って
家賃も高くなる。


食費だって2倍に増えるし、
女性ならではの出費も増えてくる。


男性には気付かない部分の掃除だって
女性は気が付いて色々としたくなる。


最高に「心地良い我が家」を演出してくれる。


そうなると
返報性の原理じゃないけど、

こんなに尽くしてくれてるんだし


たまには
良い食事に連れて行ってあげたいし

たまには
旅行だってしたいし。


仕事ばっかりじゃなくて


休みの日は

一緒に過ごす時間を作ってあげたい。


そうした
格好良い「夫」像に憧れていた。


やはりぼくの家庭が
母子家庭だということもあって


母の苦労自体は痛いほど分かっている。


もし子供ができたら
子育てにお金が掛かる。


しかも
ぼくは学歴がなくて苦労した。


大学名を告げることも恥ずかしい。


相手に
何も言われなくてもなんとなく


「何?その大学?笑」


ってバカにされてる気すらしてしまう。


本当に悔しい日々を過ごした。


だからせめて子供には
しっかりした大学に行って欲しい。


お金、お金、お金。


こんなにお金が必要になるなんて
結婚するまでは想像もしてなかった。


今まで遠い「未来」だったものが
今、「現実」となってのしかかってきた。



ぼくは
やっとわかった。


「お金」が無くても
十分幸せになれるんだけど、

その幸せを守り抜くためには
「お金」が必要になるってこと。


そこからだった。


「本気で働こう」


今まで以上に
全力で働くようになった。



―――



貯金のゼロが増えていくと、

頭の中で
妻の笑顔が浮かぶようになった。


いつの間にか、ぼくは
本気で愛しいたいと思った女性のために
本気で仕事をする男になっていた。


男は、弱い。



男が前に進むから
2歩後ろから
女は歩いてこい。


今はきっと、
そういう時代ではないと思う。


綺麗事に聞こえるかもしれないが

男女が手と手を取り合って、
2人で支え合いながら進んでいく。


そうした共存の時代。


それにしては
ぼくたち男は弱すぎた。


女性を愛していくためには、
しっかり「稼げる男」にならなければならない。


お金は必要。


絶対に必要。



だからこそ
男は仕事に全力で生きる。


けど、
仕事だけでもしんどいから
たまには女遊びもしちゃう。


適度に女遊びをするからこそ
妻を愛し抜くことができる。


やっぱり、

Xはアホだよ。



――――


ぼくは、


まだまだ「未完成」で「未熟」な存在である。


それでも


やっぱ才能が全てだ」なんて

生まれた瞬間に全て決まってる」なんて


そんな面白くない世界はちょっと嫌だ。



努力は才能を越えられる。



幸か不幸か、


まだこの人生で何も果たしたことはないが

それを実現するために日々行動している。



等身大の“ぼく”をここまで届けてきた。



最後まで読んでくれたあなたに
心より感謝します。



ありがとうございました。



あなたなりの「輝き方」で
最高の人生を歩んでいってください。



かっこつけるけど、

ちょっとだけ先の方でぼくは待ってます。



いつか出会ったとき、
楽しくお酒でも飲みましょう。


それでは、


最後までありがとう!



また会おう!




―――



最後に



実は、


あと2つnote更新予定です!


①「モテ」関連
②「仕事」関連



お楽しみに!



謎のナンパ師 「X」



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