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ランチビッフェと図書館

ビバ無職。
時間だけは有り余るほどある私の、ここ最近の楽しみは図書館へのお出かけだ。

新着コーナーから、本日の返却本コーナーへ。
そこから1mも離れていない料理本コーナーへ移動することには、借りられる本の上限数10冊に近くなっている。

CDアルバムをジャケットだけ見て買うことをジャケ買いというけれど、図書館で借りる本は、タイトルと本の雰囲気だけ見て借りる「ジャケ読み」が多い。

そのせいか借りた本にはどうもまとまりがない。さらに、よく読んでいる本が周りの人にバレると、「何目指してんの?」とイヤーな一言をもらうこともある。
主に、夫とかオットとかおっとだけれど。


今日借りた本は、

・ネイチャーアナトミー自然界の解剖図鑑
・インド式「グルノート」の秘密
・なぜ君たちは一流のサッカー人からビジネスを学ばないのか
・コウモリはウィルスを抱いて空を翔ぶ
・スケッチジャーナル
・今行きたい、もっとディープな京都旅
・きれいな食べ方&マナーBOOK
・悪条件をプラスに変えた狭くても使いやすい台所
・人間がいなくなった後の自然

だった。

興味と感覚に身を任せて、本を選ぶのは、本当に楽しい。
何を目指しているわけでも、何かになりたいわけでもない。
心から手が伸びて、私は本を借りるのだ。

図書館はランチビッフェに似ている。
お金という制約がなく、好きな本を好きなだけ借り放題。と言われると、

美味しそうに見えるものを全部自分の皿の上に載せたくなる。

何をしようか選ぶ時、思わず顔が綻ぶ。

ビッフェと違うのは、お残しもつまみ食いもOKなところ。
興味のあるところだけ読んだり、借りたものの読まなかったり。
パッと開いたページの一文の心持っていかれたり。

うんと行儀の悪い食べ方をする。
それが楽しい。

とはいえ、借りられるのは10冊までだから、借りる本を吟味する。
図書館脇にあるスペースで、本を開く。

サッカー界はどうなるべきか、狭い台所はどう活用すべきか、鳥は特別な方法で抗体を作る、チェルノブイリは野生の王国、など。

目次をみて、気になるところを拾い読み。バックには、10冊の本。ずっしりと重い。

うちに帰ったらコーヒー入れて
おやつを添えて。

贅沢に、味わうのだ。
今、ここにしかない時間を。

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