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与えられるものこそ、与えられたもの

9/24の夕方に祖母が亡くなりました。

98歳で、数えで白寿の年でした。
大正生まれ、意志が強くて、自分の道を自分で切り拓く勇気あるカッコいいおばあちゃん。

末っ子気質の天真爛漫な人柄で、最期を迎えた老人ホームでも職員さんたちの人気者でした。

本当に、長い間、立派に生き抜いてくれて感謝しかありません。
おばあちゃん、今まで本当にありがとう。


今日一通りのことが終わってほっとしているので、自分のために、今の気持ちを書き残しておきたいと思います。



私は家族が亡くなるたびに、「いかに守られ、愛されていたのか」を思い知ります。

生前よりも天国に行ってしまってからの方が、私たちを近くでサポートしてくれていると感じられて、なんだか不思議です。
だけどそれも真実なのかなと思ったりします。


生まれた時から2世帯で暮らしていて、おじいちゃんとおばあちゃんが常にお家にいる環境で育ちました。

だけど、おばあちゃんは5年ほど前、入院を機に介護施設で暮らすことになり、それからついに、一度も家に帰って来れませんでした。

そのぶん、仕事で忙しい私たち孫や息子である父に代わって、母が頻繁に様子を見に行ってくれて、私も節目節目で会いに行ったり、お花を贈ったりして、できる限りのことをしました。

会いに行くたびに、私たちの名前を呼んで嬉しそうにしてくれる姿は、忘れられません。

長いこと一緒に暮らしていなかったけれど、この世からいなくなると、やっぱりおばあちゃんの「エネルギー」みたいなものも、ふっとなくなって、

ああ、やっぱりいなくなるとこんなに寂しいんだな…

と、当たり前のように思っていた存在がいかに大きかったか、いつもいつも、支えられていたのは私たちだったんだと失ってから思い知ります。


そして、それは経済的な面でも。

私は、家族が健康で元気に暮らせるように、お金をたくさん稼ぐぞ!って決めて、いろいろ考えて投資をしてきました。

でも、実を結ぶのは少し先なのか、今はOLのお給料からの自己投資なので、学びにお金をかけると必然的にカツカツになってしまいます。

そんな時、助け舟が入るのは、決まって家族からです。

家族を幸せにするどころか、もらってばっかりです。

サポートをもらうたび、

「あんたは自分のことしっかりやりなさい」

と、大きな愛で包まれているように感じて、

私はどこまでいっても、子や孫なんだな…と。


そんな自分を不甲斐なく、申し訳なく思っていました。

でも、最近はもう、それでもいいのかもしれない…と思いはじめました。

都合がいいかもしれませんが、自分の幸せがご先祖さまや家族みんなの幸せなんだと。

そうじゃなかったら、こんなふうに応援してもらったり、助けてもらえないと思うから…


自分を大切に生きていくことこそ、ご先祖さまの願いなのかもしれないと、そう思いました。


この家に生まれて、安全なところから、地球での人生をチャレンジさせてもらえて本当に幸せです。感謝しています。

おばあちゃん、おじいちゃん、お父さん、たくさんのご先祖さま。
一緒に生きていく妹、そして尊敬するお母さん。

みんなみんな、私のそばに存在してくれて、ありがとう。

虹の橋


そういえば、

おばあちゃんの遺品を整理していると、7年ほど前の手記が出てきました。

はるな、お誕生日おめでとう。

仕事もいいけど、そろそろ結婚もね。

そして老後のことも考えて。

(えっ、老後?!早くない?!)←私の心の声

早くないよ、すぐ来るよ

まるで、時空を超えて届いた手紙のようでした。笑

私のリアクションまで予想していたとは恐れ入りました…


実は、このメッセージを機に、少しだけ気持ちが変化しました。

私は、正直、結婚や出産はどっちでもいいかと思っている方なんです。

今のところそれに向けて取り組んでることはありません。

でも、地球でのチームメイト=家族がだんだんあちらへ行ってしまって、寂しくもあり…

新しいメンバーを見つける時が来たのかもしれない…と、思いました。

おばあちゃんのメッセージ、そしてご先祖さまから応援されてきたこの身…

期待に応えるわけではないけど、

単純に、喜びや幸せを分かち合う人がいたら、もっと私は、視野も広がって自由になれるかもしれない。

結婚や子どもをもつことが、どこか足枷のように感じていたけれど

私なら、きっと、風の時代らしく、みんなまとめてhappyな暮らしと人生を創れるかもしれない

それがさらに地球を豊かにするかもしれない。

そう思えました。

方法や道筋はまだまったく分からないけど

でも、幸せな光を見つめて信じる限り、カーナビの目的地みたいに、いつかそこに辿り着くはず。

迷っても、その道で出会うものはきっと自分にとって必要で素敵なもののはず。

新世代の自由であたらしい夫婦、親子、家族になっていきたいな。


そしていつか、私も誰かに無条件に与えられる人になっていけたら、こんなに素晴らしいことはありません。

今までしてもらってきたことをリレーのように、紡いでいくんだ…!

私の新たなプロジェクトがはじまる予感です。

これからの人生が、また楽しみになりました。

悲しみだけではない、ギフトにあふれたお別れでした。


読んでくれたあなた、ありがとう🌸


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PS

亡き父への気持ちを書いた記事(少し前の。非公開ですが閲覧リンクだけ貼ります)

https://note.com/preview/nea22a6437f6c?prev_access_key=cf9b9cdcb580250d091c9331f2639da6

私が存在する上でなくてはならない人です。
この時も、おんなじことを思っていましたね、私。

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