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バケーションは当然の権利である。 と聞かされていたが、一度も取得したことはなかった。…
「なんだ、知っちゃったのか」 俺が呑気にソファで寝っ転がっていると、酷い顔をしたカネチ…
【カネチカの話4】 レスキュー船は静まりかえっていた。臨時とは言えキャプテン・シリウス…
シリウスは簡単に別れを告げると行ってしまった。 単に嫌味を言いたかったんだろう。コレ…
タナカと二人、俺はリビングでくつろいでいた。タナカが何か言いたそうな目で見てくるので、…
「先輩ー!温泉に行きましょう」 カネチカは戻るなり、唐突に誘ってきた。 「なんで?」 「…
【カネチカの話3】 俺が家に戻ると、まだ先輩は帰ってなかった。どこに行ったんだろう?気配を探るが分からなかった。仕方がないので、タナカに聞くことにした。奴隷なら主の居場所は把握しているはずだ。 「タナカ…さん。先輩はどこ?」 いくら奴隷になったとは言え、いきなり呼び捨てはどうかと思って一応「さん」付けした。 「分かりません」 「なるほど。先輩に口止めされてるのか」 「いいえ」 「え?じゃあ本当にわかんないの?」 「はい」 しれっと答えるタナカの態度に、引っかかるもの
「あ………」 そこで目にしたものに、俺は圧倒された。 何と言うことだろう。こんなことっ…
カネチカがタナカの思い出した女性についてアレコレ質問していたが、案の定雲を掴むような曖…
【タナカの話1】 ———時間は少し巻き戻る。 タナカが大学生としての初めての夏休みを…
ブラックリスト。 遭難者という意味でのソレは、もっともタブーとされる存在。 地球へ…