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10月スタート新ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」の期待度

10月スタートの新ドラマの第1話を観て、個人的な期待度について語ってみようと思う。

今回紹介するのはTBS火曜夜10時放送「あのクズを殴ってやりたいんだ」

概要は以下の通り。

TBSドラマ初主演 奈緒
プロボクサーを目指すアラサー女子
      ×
火ドラに3年ぶりの凱旋 玉森裕太
全女子を沼らせる謎の男

結婚目前にクズな彼氏の浮気が発覚し破局!
人生どん詰まりの主人公・ほこ美を救ってくれたのは
金髪の謎の男・海里
まさに「運命の出会い」だと思ったが・・・!?
ほこ美は海里との出会いをきっかけに一念発起!ボクシングに目覚める
ボクシングも、恋愛も、痛くても立ち向かいぶつかり合う!
クズきゅん♡ボクシングラブコメディ

TBS「あのクズを殴ってやりたいんだ」公式

真面目に堅実に生きることを望んでいながらも、何故か不遇な人生を歩んできてしまった主人公・佐藤ほこ美(奈緒)。
本作は、ほこ美が結婚式当日、婚約者に逃げられるところから始まる。
絶望の直後に出会った謎の男性・葛谷海里(玉森裕太)は、ほこ美の傷ついた心を慰め、癒してくれたが、結局海里も貢いでほしいという下心を持ってほこ美近づいたクズ男であった。
ドラマタイトル、クズ男を殴ってやりたいんだの”クズ男”とは、海里のことだ。

本作は、第1話をもって、視聴をやめることとした。

主人公は等身大の女性のように描かれているが、一切共感することができない。
むしろ、彼女の言動に呆れ果て、観ていて疲れるからだ。

彼女は、不運の連続に見舞われながら生きてきたという設定。
そして、前述の通り、なんと婚約者にまで逃げられてしまっている。
他に好きな人ができたというのが婚約者の言い分で、彼女に落ち度はなさそうである。まさに悲劇のヒロインだ。
しかし、婚約者に逃げられた衝撃の経験をしているのなら、海里程度のクズ男には、これまでの人生の中で、もう既に出会っていそうである。
正直、はいはい、またか…と受け流せるくらいなのではないだろうか。
海里はクズ男としては典型的なので、新鮮味にも欠ける。
見返してやりたい!!!と情熱をかける動機としては弱い。

踏んだり蹴ったりなほこ美

また、ほこ美は、様々な経験を経ていながら、クズ男に対する危険信号の感度が鈍すぎる。これには、同じ女性として単純に呆れる。
いやいや出会って2回目でキスはおかしいだろ…そんな言葉を簡単に言う奴を信用してはならんよ…明らかな"チャラ&クズ男"なのに…となる。
視聴者に海里がクズ男であることを早めに気が付かせるために、敢えて分かりやすい演出をしているのだろう。
そのため、中盤には彼の行動の勢いに違和感を覚えるわけだが、それと比例するようにして、海里のおかしさに全く気が付かず、それどころか「運命の人…」とまで思ってしまっているほこ美にばかり目がいってしまう。
彼女のそれは最早、純粋とも違う。

海里がクズ男であると知ったことをきっかけに、ボクシングジムの門を叩くところで第1話は終了。
2話以降は、話の軸が恋愛からボクシングに傾いていきそうではあるが、ほこ美の鈍感さが、ボクシング訓練の描写でも随所に出てきそうな予感がする。
個人的には、彼女の性格があまりに性に合わないので、視聴の継続は難しい。

ほこ美を演じる奈緒が素晴らしい女優であるだけに、役柄が本当に残念だ。


1997年生まれ、丑年。
幼少期から、様々な本や映像作品に浸りながら生活する。
愛読歴は小学生の時に図書館で出会った『シートン動物記』から始まる。

映画・ドラマ愛は、いつ始まったかも定かでないほど、Babyの時から親しむ。
昔から、バラエティ番組からCMに至るまで、
"画面の中で動くもの"全般に異様な興味があった。

MBTIはENFP-T。不思議なまでに、何度やっても結果は同じである。
コミュニケーションが好きで、明朗快活な性格であるが、
文章を書こうとすると何故か、Tの部分が如何なく滲み出た、暗い調子になる。(明るい文章もお任せあれ!)

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