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#02 なのシアター『マチルダ・ザ・ミュージカル』

こんにちは。なのです🐶🌷

今回は、わたしの最近のお気に入りの映画「マチルダ・ザ・ミュージカル」のご紹介をしようと思います!

考察や解説ではなく、わたしが好きなところをひたすらまとめるだけの記事になります🦥🌿

この映画は、主人公の少女「マチルダ」と同じくらいの歳の少年少女たちでも楽しめるようなコミカルな内容で、頭が凝り固まった大人にこそ見てほしい「はっ!」っとするような映画です。

ミュージカル舞台を映画化したこの作品の原作は、児童文学「マチルダは小さな大天才」。作者は「チャーリーとチョコレート工場の秘密」のロアルド・ダール。

チャーリーとチョコレート工場も同じく映画化されていますが、あの現実と妄想が入り混じる独特な絵作りとコミカルな演出が、この「マチルダ」でも楽しめます。



大好きな「マチルダ」

グッと作品に引き込んでくれる作中曲はどれもお気に入り!

ミュージカルが大好きなわたしの最近の趣味は、ミュージカル映画を観ること!

そんなミュージカル映画探索で出会ったのがこの「マチルダ」。

去年、日本でもミュージカル舞台の公演が行われていたそうで、「もっと早く知りたかったー!」の気持ち🥲💔(次のチャンスには絶対に観にいくぞ!)

というのも、
わたしは「マチルダ」のストーリーはもちろん、作中曲がとにかく大好き!!

ミュージカルは曲がとっても大事。
曲が刺さるミュージカルには、何度も足を運びたくなるものです。

「マチルダ」の中で特にわたしが好きな曲は、
マチルダが何度も口ずさむ『Naughty(ノーティー)』という曲!!

たくさん韻を踏んでいるキャッチーなリズムに惹きつけられるだけでなく、歌詞の内容がとっても大好き。

字幕版しか観ていないので、日本語歌詞ではなく和訳歌詞なのですが、一番大好きなフレーズを🕊

Just because you find that life's not fair, it
Doesn't mean that you just have to grin and bear it.
If you always take it on the chin and wear it,
Nothing will change.
Even if you're little you can do a lot, you
Mustn't let a little thing like 'little' stop you.
If you sit around and let them get on top, you
Might as well be saying you think that it's OK,
And that's not right.
And if it's not right, you have to put it right.

人生は不公平なの
笑顔で耐えてちゃダメなの
我慢をしてたらいつまでも
変わらない
小さくても何かできる
諦めたらそこで終わり
黙って好きにさせてたら
認めてるのと同じことよ
そんなのヘン!
おかしいなら 直さなくちゃ

わたしはいつもこの歌詞にすごくハッとさせられます。

いつからか、理不尽な状況にいる自分に対して「人生ってこんなものだよね」と言い聞かせて、波風立たないように上手に世渡りすることに一生懸命になっていたことに気づかされて、そんな自分が恥ずかしくなるのです。

このお話は小さな少女の反乱と革命のおはなしではあるのですが、「想像力と強い気持ちで未来はどんなふうにでも書きかえることができる」というメッセージを強く突きつけてくれるのでとっても大好きです。

もしもわたしがひどく落ち込んでいる時、その現実は、環境や過去が運んできた必然ではなく、バッドエンドを望んだわたしがたどり着いた未来なんだよと、マチルダが教えてくれます。

「だって、そんなに落ち込む前にできることはあったでしょう?何か小さなこと。何もしないなら認めているのと同じ。あなたが選んだ結末が今起こっているだけ。何かしなくちゃ!未来は変えなくちゃ!」

そんなふうにわたしのマインドを明るく照らしてくれるのがマチルダなのです。

ダメもとでもいい、未来を変えようと、小さなことでもいいから何か行動してみることが自分の人生を作っていくってことなんだ。

忙しない日常の中で置き去りにしてしまいがちだけれど、大事にしたいマインドが「マチルダ」の中にギュッと詰め込まれています。


現実は誰でも変えることができる

マチルダは読書が大好きな天才少女として描かれています。
おはなしの後半では、目で物を動かす場面も!

そんな特別な才能や能力を持っているマチルダだから、最悪な世界を変えることができたのか?

わたしの答えはNO!(NO!は「マチルダ」の大事なキーワード🐶)

Naughtyの歌詞の中にもありましたが、マチルダの力の源は「ハッピーエンドを諦めないための想像力と、なんとしてでも未来を変えてみせるための行動力」だとわたしは思っています。

マチルダが手を使わずに物を動かすシーンがあるのですが、「強い想いと想像力が現実を動かす」ということをマチルダが体現しているようでとっても好きなシーンのうちのひとつです。

念じて何かを動かそうなんて馬鹿馬鹿しく思えるかもしれないけれど、初めから諦めている人には100%何も起こりません。

失敗が怖くても、何度上手くいかなくても、自分を信じて諦めないことが未来を良いほうへと変えるための秘訣なのだということをマチルダが教えてくれます。


現実を作るものは一体何?

マチルダは想像力が豊かで、作中では自分でオリジナルの物語を紡いでいきます。

実はその物語は現実でおこっていた事実だったのですが、、(ネタバレになるので多くは語りません!🐶)

これってやっぱりマチルダが特別な能力の持ち主だってこと?!
と思うかもしれませんが、わたしはちょっと違う受け取り方をしました。


マチルダが作る物語は、マチルダが現実世界で色んな人と触れ合い、何かを経験し、感情を爆発させながら徐々に作られていきます。

つまり、経験の中に隠されている小さな種を見つけて拾うことがすごく得意で、そこに隠れているバックグラウンドを読み解く能力に長けている少女だからできたこと。

マチルダの読書量を考えると不可能じゃないな、と思わされます。

マチルダの作っていた物語は現実で起こっていたことなので、主人公は現在進行形で物語の最中にいます。

どんな結末になるのかは、誰にもわかりません。

けれどマチルダは「ハッピーエンドじゃないかもしれない、それでも世界を変えるために立ち向かう」と決めました。

どんな結末を迎えたのかはぜひ作品を見て確認してみてほしいのですが、、

このマチルダの創り出す「物語」についてわたしが思うのは、
「"今"から過去を手繰り寄せることができるように、未来を手繰り寄せることもできる」ということ。


時間の流れって一方通行のように捉えがちだけれど、「もっと自由に捉えてみてもいいんじゃないかな?」と考えさせられるのです。

頭の中には、過去の自分の記憶や経験がパズルのピースのように散らばっていて、現実を作るためにはひとつひとつの並び順はきっとそんなに大事じゃなくて。

ピースを集めた時にどんな今が作られるかな?って想像することと、こんな今を作るために必要なピースってなんだろう?って探して集めて、足りなかったら新しく作る。

現実ってそんなふうにして作っていくものなんじゃないかな
なんて思わされるのです。

世間に流されて、時間に流されて、色んなものに流されて仕方がないって諦めていたら、そりゃ泣きたくなるような辛い人生にしかなりっこないもの!笑

よくよく考えてみたら簡単なことなのに、なかなか気づけない。

けど、気づくことができたら、きっと人生が変わるはず。

いや、絶対に変えてみせる!

こんなふうに、凝り固まった思い込みを壊してくれるのが「マチルダ」。
本当に大好きな作品です。



さいごに

長々と「マチルダ大好き!」を語ってしまったのでとっても読みにくい内容になってしまったかもしれませんが、、😢💔

とにかくとっても素敵な作品なので、気になった方はぜひみてみてくださいね!Netflixで配信されています🎞🍿

そして、映画を観てみて「マチルダ」を好きになった方、ミュージカルの公演がまた日本で行われることになった際には、ぜひ、劇場へGO!です!!!

生の舞台では、映像とはまた違った魅力を受け取ることができます🥰

こんな感じで、これからもわたしの大好きな映画やミュージカルの作品をたくさん紹介できたらなあ、と思っています!

最後まで読んでいただきありがとうございます🐶🌷
次の記事も楽しみに待っていただけたら嬉しいです!


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