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親ガチャは古い。時代は「魂ガチャ」

幸福度を決める要素とは何なのか?
多くの人間にとって永遠の疑問である。

ガチャというのは次の3点を示す例えとして、非常に使い勝手が良かったためとても流行した。

・生まれた時点で決まる
・後天的に変更不可
・ランダムなため自分で選べない

本記事では親ガチャと同等かそれ以上に重いファクターとして、「魂ガチャ」を説明したい。

ここでいう魂の定義は、スピリチュアル的な魂とは異なる。
魂=「信仰できる対象を示すもの」と定義する。

では早速、魂ガチャの当たりを解説していこう。
重視するのは、安定した幸福度である。


SSR=伝統宗教を信仰できる魂

世界三大宗教(キリスト教、イスラム教、仏教)をはじめとして、千年以上続く宗教を信じることができる魂がSSRに該当する。これを持って生まれた人はかなり安定した幸福を得られる。マジうらやま
神の安定度:S
社会との相性:S

SR=概念・故人など変わらないものを信仰できる魂

概念の例は数学やフランス料理など。故人の例はニコラテスラや織田信長など。基本的に安定度はかなり高い。時代によっては死刑になったりもしたが、今はオタクに優しい時代になったので安心。多様性の追い風に乗っている。
神の安定度:S
社会との相性:B〜A

R=新興宗教を信仰できる魂

新興宗教と言ってもピンキリなので振れ幅がある。上手く社会に溶け込んでいて持続性のある宗教であれば安定しやすい。とは言え、外の世界と関わりにくい傾向はある。
神の安定度:E〜A
社会との相性:E〜B

N=その他(信仰できる対象がカネ・生の人間・マルチ・無しなど)

現代日本においてはーー宗教規範の弱まりもあってーーほとんどの人間がこのN魂持ちである。カネは際限がないし、アイドルは捕まったり死んだりする。一部を除いて、安定性もなく出費も嵩む。その割に得られる幸福もたかがしれている。資本主義システムの土台に乗ってしまっているので、構造的に避けようがない。ガチャから排出されたのは外れ卵だが、極々稀に神秘体験でヌミノーゼを体感し(失恋後に教会で泣く等)、金卵に変化する確定演出も有り得る。だが、そんなことは万に一つなので期待するだけ無駄である。
神の安定度:F〜D
社会との相性:E〜B

まとめ

SSR魂持ちに生まれたかったが、僕らは所詮ガチャ爆死組である。

まぁ、脆く儚い神と共に散っていく人生も、また一興と言ったところか。

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