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なんかつくろう部のご紹介

記事執筆者:つきぬけ(なんかつくろう部)
ヘッダーイラスト:マサ(なんかつくろう部)

サークル概要

 少々長い前置きになりますが、皆さんは“創作”という単語から何をイメージするでしょうか。
趣味でたしなむ芸術活動、意匠をこらした創作料理……今の時代であれば、直感的にSNS上の各種クラスタを思い浮かべる人も多そうです。
 印象の違いはあれど、おおむね「新規性、独自性のある表現行為」というイメージではないでしょうか。

 本サークル「なんかつくろう部」は、数多の創作媒体を「なんか」と一括りにしたうえで、創作活動のサポートを目的とするコミュニティです。
 創作の主翼とも言えるモチベーションの相互維持と、成果物のアウトプットに特化した活動をしています。

 「なんか」の対象となる創作媒体は、

 小説|イラスト|動画|漫画|シナリオ
 ゲーム制作|音楽|演劇|手芸|工作|写真|絵本|詩歌────

 と、基本的に何でもありです。
 ここで挙げた例に当てはまらずとも、二次創作がメインだという方でもいいですし、生け花や書道、自作OSやコンパイラ、ストーンヘンジからミステリーサークルまで、基本的になんでも吸収します。

 比率としては、メジャーな媒体である小説・イラストに偏らざるを得ないところもあります。そこは悩ましいところですが、創作媒体の異なるメンバー同士で「新しく始めてみようかな」「何かコラボできないかな」というように、好奇心を互いに励起できるようなしくみを作っていきたいと思っています。

活動内容

・毎週日曜日に集まり、自分で決めた目標に沿って作品を投稿
 → スカイプでの音声通話を使用
 → 直近一週間の「成果」、次の日曜日までの「課題」を設定する
 → スキルアップのためにしている取り組みも各メンバーから聞けるので、刺激になる
 → 文芸作品については、その場で合評会も行う

・顔を付き合わせて創作するオフラインイベントを企画・開催
 → オフ会の一環として、即興絵本の制作にチャレンジ。一日で終わらせるという目標にはたどり着かなかったものの、スカイプ上での通話だけでは得られないライブ感を実感

・メンバー間のコラボレーション
 → メンバー間でゲーム制作企画がいくつか立ち上がっており、キャラクター担当、シナリオ担当、BGM担当などが割り振られている
 → お題を提示して作品を募集し、季刊誌としてパッケージして発行する

実態と空気感

 サークル内では、得意とする媒体ごとに「小説組」「イラスト組」といったようにクラスタが分かれています。しかし、現在はメンバーの多くが小説をメインにしているため、あまり機能していません。ただ、アクティブメンバーの数に合わせて自然に稼働するようになると思うので、あまり気にしてなかったりします。
 陶芸家のメンバーが創作陶器の写真を上げてきたり、電子工作好きのギークがコイルガンを法律スレスレで作ってきたり、みたいな例はまだ無いです(そういう人、大歓迎です)。

 弊サークルの空気感は、その時々によって変わってきます。定例会のときは部室のようなリラックスした空気感で、通話のBGMとしてオーディオインターフェイス越しに即興ピアノを披露するメンバーがいたりします。
 作品の合評会を行うときの緊張感は、図書館で勉強しているときの感覚に近いです。提出作品をメンバーに読んでもらっている間は、本当にそんな感じです。さらに、小説のテーマ掘り下げのために行われるディスカッションでは、議論スイッチが入ってさらにハードになります。
 そして何だかんだでいちばん盛り上がるのは、オフ会で顔を付け合わせたときです。

まとめ

 まだ実現できていない点も多いですが、こんな具合で少しずつ創作基盤を固めていっています。
 これはポエムになりますが、実際のところ一番メンバーのモチベーションに貢献しているのは、「一週間後にここまでやる」「今日までにここまでできた」という小目標の共有、それが誰かに認められていて期待されているという感触。それに尽きるかと思います。
 「何でもいいからアウトプットしたいけど、ネットに神作が溢れすぎていて尻込みしてしまう。こんなもん人様に見せていいのか」という感情は、創作活動をするうえで避けては通れないものです。ですが実際のところ、そこをひとりで案じていても単に時間の無駄であることが多いと感じています。

 身近な仲間に成果物を見せ、率直な意見を貰い、スキルアップの情報共有をする。何だかんだと続けるうちに、気づけば自信がついている。そういう場にしたいと考えています。

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