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知ると中国の歴史が100倍面白くなる連弩の話

皆様、おはようございます。

戦車と装甲車の違いの話が一部の方々にウケたみたいで、他にもこういった武器や兵器の話が聴きたいと言われたので、今回は連弩の話をしようと思います。

中国の歴史が好きな人は知っていて当然なので面白くないかもしれません。

まず、弩とは何か?ですよね。

弩とは紀元前に発明された、中国のクロスボウの一種です。

クロスボウの類の兵器は世界各地に存在し、大型のものや据え置き式のものを西洋ではバリスタと呼び、中国では強弩の中にこれに近いものがありました。

一度にたくさんの矢を撃てたり、連射できたら強いと思いません?

少なくとも昔の人は思ったようです。

中国以外でもたくさんの矢を撃てたり、速射できる兵器が開発されました。

チェーンやペダルを使ったり、横に並べたり、合体させたりして駆使します。

しかし、据え置きのものが多く、場所を選びました。

諸説ありますが、かの諸葛孔明が発明したとされる、諸葛弩、元戎と呼ばれる連弩が画期的な兵器です。

弾倉式の弩で、矢を発射すると次の矢が装填されると言う近現代の銃のような装填方式です。

一時期は技術が失われたそうですが、明の時代に再度、同じ技術が使われました。

おそらく、大量生産ができるような完成型は明の時代のものであると考えられます。

内戦ばかりの中国ですが、対外戦争では連弩は銃とともに恐れられた兵器であったのではないかと考えます。

日清戦争でも清国が連弩を投入しました。

清国はドイツから大量に銃を輸入していましたが、それでも充足はしておらず、連弩を使用したと考えられています。

一部、日本の村田銃やスナイドル銃より優秀と言う意味不明で兵法を全くわかっていない頓珍漢なことを言う人がいますが、連弩が速射能力に優れていたのは確かで、近現代でも頻繁に城砦戦が起きる中国戦線では、能力を発揮しやすかったのは確かだと思います。

威力の低さを毒矢でカバーできると言う人がいますが、毒矢を使用していれば、戦後に日本や世界から大きなバッシングを受けていたはずです。

憶測で清国の人の顔に泥を塗るのは良くないです。

画期的で、長い間、中国大陸で使用された連弩は、中国の歴史を象徴する兵器のひとつと言えます。

現在では、中国の観光地で銃の射撃場のように、連弩を撃たせてくれる施設があるようです。

連弩(諸葛弩)の仕組みを説明している動画はこちらです。↓

余談:

そう言えば、エイジオブエンパイア2の中国の固有ユニットが連弩兵でした。

とてつもない速度で矢を放つので、大軍を揃えて斉射すると、画面が矢だらけでいろんなモノが見えなくなった記憶があります(笑)

スペックの低いPCだと固まります(笑)

実はエイジオブエンパイア2のCD-ROMをCDプレイヤーに入れて再生をすると、ゲーム中のBGMが流れます。

ぶひ

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