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ロシアによるウクライナ侵攻の現状 2024初頭

皆様、おはようございます。

専門のうちのひとつながら、noteでは話をしたくなかった話題ですが、書きます。

多くの方に分かりやすいように大手記事で寄稿される方とは違い、幼稚的でわかりやすい文言で書いています。

現在、ウクライナはロシアの侵略により兵士や民間人に十数万人の犠牲が出ていると考えられます。

侵略する側のロシアも最大死者が40万人目前という状況です。
戦時中の戦意高揚、誤認などで各報道が過剰な数値になっている可能性があります。

戦争においては、死亡の他に死傷者と言う概念が大事であり、少しの怪我のものもありますが、四肢を喪失したり内臓に深刻な損傷を負い、戦闘復帰が非常に困難な場合が多いです。

両者の状態を見ていきます。


ウクライナ

・兵力の差が一番の問題です。人口差は三倍ほどですが、ロシアは旧ソ連式の肉弾作戦(マスコミでは人海戦術とされるが、正確には違う)を行い、これを可能とするために強硬的に制度を変え、絶え間なく多くの兵士を戦地に送っています。これに対応すべく、ウクライナも動員の必要性があり、戦略もロシアと同じように犠牲前提の前時代的な作戦が必要になる可能性があります。

・まとまった西側の強力な兵器がありません。HIMARSは非常に活躍しています。供与された戦車も個体性能が高いため、少し無理のある作戦もこなし、安全性も高いことから、撃破されても無事に脱出しているケースが多いです。ATACMSやF-16、各種巡航ミサイルは戦略に大きな影響を与え、追加の戦車、装甲車、民間であっても機動力の高い車両は戦術において重要になります。とにかく、供与が必須となります。

・ウクライナはミサイルや自爆ドローンによる爆撃によって民間人の命が多く奪われています。高性能なパトリオットは片手で数えられるほどしか配備されておらず、今ではパトリオットは囮の迎撃で本来の撃墜目標を撃墜できない状況にあります。多くの対空ミサイルが無ければ、国民の命は守れません。

・各国の支援状況が思わしくないです。欧州は日に日に頑張っているように思い、日本も一定の期待が持てる支援がありました。アメリカの支援が無いのが腹立たしいと思うほどですが、何かタイミングを待っているようにも思います。個人的には、対空ミサイル大国日本がウクライナ国民を守るために対空ミサイルを一機でも供与すべきだと思っており、用途廃止になったMLRSが送られれば平和に早く近づくと思っています。


ロシア

・経済状態が崩壊している状況です。経済破綻ではなく、ナチスのように価値のない貨幣価値で経済を回している状態で、同じ価値観を有する人たちとでしか通じない経済状況です。しかし、国家の破滅を考えなければ、数年戦争ができる状態です。

・一部の兵器が壊滅状態にあります。主力戦車は壊滅状態にありますが、新規生産により、どうもT-90M、T-72B3は現代では驚異的な生産量のように思え、装甲車両もなかなか減らないことから新規生産や退役したものの再整備が進んでいるように思います。航空機に関しては、Su-25、Su-34、Ka-52の被害が大きく、新規生産や再整備が無ければ稼働率の概念から、ほぼ投入ができない状態だと思います。艦艇船舶は輸送関連のものはほぼ機能しないほどに撃破され、ミサイル爆撃に徹していた艦艇も大きな被害を受けているので、当分は戦線復帰しないように思います。

・国内治安情勢の問題があります。経済制裁における社会不安定、革命因子による反体制攻撃運動の兆候が目に見える形になっているように思えます。幾十万の兵士の死傷だけでなく、ロシア国民が身をもって被害を受けることで厭戦を掻き立てられるのではないかと思います。

・戦術、戦略が致命的です。共産系の歴史が長く続いた国に見られる戦い方ですが、物量にものを言わせた戦略に徹していたり、戦術と戦略の良い部分を組み合わせたソ連型の兵法も上手く活用できていません。ロシアの中でも優秀な部隊は素晴らしい戦い方をしていますが、ロシア軍の大半は物量による戦いです。

・ウクライナの防衛制限を利用した戦い方をしています。ロシア国内から戦略爆撃機や長距離戦略兵器を用いた攻撃に対応するのは難しく、国民に大きな犠牲が出ています。民間人の犠牲を最小限にするロシア本土攻撃は必須となります。


Слава Україні!!

Героям Слава!!

Україна понад усе!!


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