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メニエール病患者の一例

皆様、お久しぶりです。

noteは私が大学時代のころ情報力の無いコンテンツでしたが、今では良く見聴きしていただけると言う話を聴き改めて書いてみます。

本来なら画や音楽の製作の仕方や告知を書くべきなのですが、ファンの方々のご要望より、メニエール病のことを記事にしたいと思います。

私は2015年の夏、メニエール病であると診断されました。激しい回転性眩暈と吐き気により動くこともままならない状態でした。当時私は社会人、会社勤め一年目でした。

メニエール病と言っても、重度な方とそうでない方では苦しみの度合いが違うと思います。

実際に、私の周りでメニエール病と診断された方は10人強いますが、重度な症状で手術(内リンパ嚢開放術)を受けた方が1人、1人はずっと日常生活が困難と言うものでした。他は「あのまずい薬を飲んだらすぐに治った」、「あまり気にしていない」と言った軽度な症状でした。

私はメニエール病を診断されてからは二週間ほど回転性眩暈と吐き気が続き、少し負担がかかるとまた回転性眩暈が起きるという状態が続きました。その後、大きな症状は出ませんでしたが、慢性的に、食べたくないと思うほどの眩暈と吐き気が続き、どんどん酷くなり今があります。実際、メニエール病だけで起きうる症状なのか、合併しているかは定かではないですが、重度の過敏性腸、慢性疲労症候群、自律神経失調症など不確かな診断が出ており、より不安を煽ります。メニエール病は罹患中に心身ともにかなり疲弊するので、そう言った病にも注意すべきかと思います。

ネットではよく、メニエール病は退職すべき?と言う質問を目にします。Noと言う答えが多いですが、一般生活に困難をきたしているならYesと堂々と言えます。精神論ではどうにもなりません。あなたは、まっすぐ歩くことが難しかったり、食事をすることも困難なのですから無理しているのではなく、人と同じくできるよう誤魔化しているだけです。名の知れた病でもそうでなくても動けないものは動けないのです。動けなければ労働ができないのです。一旦身を退いて治療に専念する、労働とは違った形で生きて行く。これらを考えていく必要があると思います。

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ここからは大まかな体験談ですので、時間に余裕のある方のみご覧下さい。

発症期から数ヶ月すると、無理をしなければ大きな回転性眩暈は起きなかったのですが、慢性的に小さな眩暈と吐き気があるため以前と同じ生活は出来ませんでした。なお、大学時代にも一度メニエール病の疑いと診断され、半年ほど大学生活を棒に振ったことがありましたが、当時は大人になればこう言ったこともあると深く考えませんでした。

社会人になってメニエール病の診断を受けてからは明らかに体力が落ちていましたが、症状がだいぶ緩和したので大学時代と同じくインディーズのライブに行きました。再び回転性眩暈の発作が起きてしまいました。翌日もライブの約束をしていたため頓服薬を飲みましたが効き目は薄く、根性で行った記憶があります。現場の音楽家の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。

もう仕事を安静に続けさせてもらえるようにしようと思っていましたが、決まった出向先はものすごく酷かったです。私の所属する会社はこのようになると思っていなかったようですが、客先の責任者はプロジェクトにも人に対してもぞんざいな扱いでした。チームの方々には病状を伝えていたのである程度加味してもらえましたが、プロジェクトが破綻状態だったのでチームの健常者ですら気が違ってしまっていました。思いだしたくない記憶の一つです。

その後、次の仕事は内容としては楽しく、天職のようでしたが、もう身体はボロボロで眩暈と吐き気で身体は虚弱になり、残念ながら退職せざるを得なくなりました。

その後、官公庁や介護の現場に就職しましたが、どうして辞めたかは病気以前の問題だったため本文では割愛いたします。もちろん病気で辛かった部分はありますが。

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