いつか終わりが来る
命も、信頼も、尊敬も、友情も、いつか終わりが来るって信じたくない自分との葛藤の毎日。
道を進めば何かを手放さないといけなくて、欲張りはダメなのかなと疑問に思う。
私は今の全てが大切だし、これからの物はもっと大切にしなきゃいけない。というかしたい。
小さい頃に釘付けになってみていたアニメ、主人公はいつも言ってた。
「何かを得るためには同等の代価が必要になる」
言葉の本当の意味なんかわからないままで、つい最近まで「代価=時間と我慢」だと思って生きてきた。
確かに間違えていなかったとは思うし、時間をかければかけるほどもらえる物は増えてくるけれど、もっと大切な何かを手放せば時間は短縮されて得られるものがあるってことなのかな。
時間が短縮された分、自分の加速度は上がっていくし、欲しいものが手に入りやすい。それが私の望んだ道だけど、うまく進めない。
大切なものを捨てて行くたび、成長は感じられるのに後悔する。少しだけ。
そこにとどまったならもっと私は幸せだったんじゃないか。
確実に幸せだったかなんてわかんなくて、未来はいつもわからないことばかり。わからないのに、捨てても意味ないかも。
私が手放した大切な何かは、初めから私が居なかったかのように進んでる気がした。
もしも過去に戻れるとしたら、私は何も手放さない道を選んだかもしれない。
でも人間は過去になんか戻れない。
前回もお話ししたように「もしも」ばかりの私だけど、すでに一つ手放し始めた私は「可能性のある未来」に託すべきだと思う。
知ってしまったら、進むしかないんだと思う。
私が今説明した「大切なもの」にはいつか終わりが来る。
それがとっても嫌だから、手放すのが怖くなる。
でも、怖い感情に支配されて終わりが来る自分の命に本気になれないのはもっと嫌だ。
自分を大切に、幸せにできるのは、きっと死ぬまで自分しかいない。
そして、自分で自分を幸せにできない人間に、他人なんか幸せにできない。
幸せにして欲しい、信頼していて欲しい、ずっと近くにいて欲しいなんて甘んじた生活、もう望んでいない。
まだ悔しいし、悲しくなってしまう弱い自分だけど、行かなくちゃって進んで行くしかないと思う。
私には、立派な脚がついているから。
たも