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Vol.56 アウトドアで淹れたてのコーヒーを楽しめるパーコレーター

コーヒーの粉をセットして火にかけるだけで、淹れたてのコーヒーが楽しめるパーコレーター。これ一つでコーヒーを抽出することができるので、アウトドアに最適です。
自然の中でコーヒーを淹れる時間は、アウトドアの醍醐味です。

パーコレーターとは

パーコレーターは、アウトドアなどでよく使用される直火にかけるタイプの循環式コーヒー抽出器です。上部にあるバスケットにコーヒー粉を入れ、沸騰現象を利用してお湯を循環させながらコーヒーを抽出します。

ドリップ式にはかなわないけれど…

英語で「濾す」を意味するのが percolate(パーコレート)ですが、機能的には濾過より煮沸に重点が置かれています。
ただ、本来コーヒーは煮出すものではなく「濾す」ものであり、味は当然ながらドリップ式にはかないません。
しかし、コーヒーを抽出するのに紙や布のフィルターが不要であること、構造が簡単で洗浄しやすいこと、また、火にかけた状態でコーヒーを抽出するので、冷めることなくいつでも熱々のコーヒーが楽しめることなど、アウトドア等で大変重宝されています。

金属製の無骨で少しレトロな見た目も人気の理由です。
ちょっとぶつけて凹んでもしまっても、使い込むほど味になっていくことでしょう。

パーコレーターの歴史

キャンプアイテムとして有名なパーコレーターですが、その歴史はかなり古く、19世紀にフランスで考案されたと言われています。その後アメリカの西部開拓時代に開拓者の間で広まったという歴史的な背景があるようです。
西部劇でもカウボーイが荒野で焚火をしながらパーコレーターでコーヒーを淹れるシーンが度々見られます。

パーコレーターの仕組み

パーコレーターの各種名称

まずは、パーコレーターがどのような仕組みでコーヒーを抽出するのかを紹介します。

本体に水を入れて火にかけ、コーヒーの粉をセットしたバスケットを本体に入れてフタをすると…

わかりやすいようにバスケットのみで説明しています。
(実際は本体にセットされた状態です)

本体内の湯が沸騰する頃内圧が高まり、高まった気圧に押されて湯が中央のパイプ内を吹き上がります(A)。蓋に当たったお湯はバスケット内のコーヒー粉に降り注ぎ(B)、本体の湯の中に抽出されたコーヒーが落ちます(C)。
この湯がまたパイプ内を吹き上がり(A)→コーヒーに当たって(B)→落ちる(C)…
この工程が繰り返されることで、コーヒーが徐々に濃くなる仕組みです。

使い方

①湯を沸かす

バスケットを取り出した状態の本体に水を入れて火にかけ、
沸騰したら(または沸騰直前に)一度火を止める。

②コーヒー粉を入れる

取り出しておいたバスケットにコーヒー粉を入れる。

③バスケットのフタをする

コーヒー粉を入れたら、バスケットにフタをして、

④バスケットを本体にセットする

湯が沸いた本体の中に、バスケットをゆっくり入れて抽出します。

抽出の際は弱火で。
だんだん抽出液の色が濃くなってきます。
※コーヒーの濃さは、本体の蓋の透明なツマミ部分で確認できます。
※焚き火でも使用可能です。
※IHは使用できません。

お好みの濃さに仕上がったら火を止め、1分ほど粉が底に沈むのを待ち、カップに注いでください。(目安は4分程度)

より美味しく淹れるために

適したコーヒー豆

パーコレーターは高温のお湯が長い間粉と接触するため、豆は深煎りよりも浅煎りがおすすめです。また、バスケットの穴から粉が落ちるのを防ぐため、粗挽きで使用することが一般的とされています。

粉の量

コーヒーの粉の量はカップ数が推奨されていますが、実際に使用してみると、カップ数通りだと少し薄いかな、という印象です。個人的な感想ですが、目安よりも1~2カップ分多めに入れるとより美味しく感じました。(水の量はカップ数通り入れてください。)

長時間抽出しない

コーヒーの粉をカップ数通り入れて長時間火にかければどんどん濃くなるのでは?と思いますが、長時間抽出したままにすると、今度はコーヒーが酸化して香りが飛び、雑味が出て美味しくなくなってしまいます。抽出時間は4分以内がおすすめです。

慣れるまでは抽出具合が少し難しいかもしれませんが、繰り返し使用して自分好みの味を見つけてみてください。

様々な用途に

紅茶でも◎

コーヒーパーコレーターではありますが、もちろん紅茶や緑茶など様々な茶葉でご使用いただけます。お湯をミルクに変えてカフェオレを作ったりチャイを楽しんでも◎また、バスケットを外せば通常のケトルや鍋として、お湯を沸かしたり、スープを作ったり、パスタやうどんを茹でたりすることも可能です。レトルト食品の温めにも使えますし、洗い物もこれ一つで済むので大変便利です。
もちろん、お家のキッチンでお使いいただいても構いません。

これから少し涼しくなると、自然の中でいただくコーヒーは格別です。
様々な使い方ができるので、アウトドアデビューの際には、パーコレーターがひとつあると大変便利です。


Item Spec

コーヒーパーコレーター

左: 6CUP 右: 3CUP
※1〜2人で使う場合は3cupの方が小さめで持ち運びしやすく最適です

LOT / 1
本体:18-8ステンレス
ハンドル:荷木
ツマミ:ポリカーボネート
原産国/ 中国

6CUP
商品番号/ 0211-002
サイズ/ (約)20×12×15cm
容量/ (約)1000ml
code/ 0049314117561

¥4,400(税込)

3CUP
商品番号/ 0211-001
サイズ/ (約)16×9.5×14.5cm
容量/ (約)500ml
code/ 0049314117356

¥3,740(税込)

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