南條晃一/nanjou_tarou51

岩手県公立高校で数学科を担当しています。宮城県仙南地方平野部出身。特技:日置流印西派射…

南條晃一/nanjou_tarou51

岩手県公立高校で数学科を担当しています。宮城県仙南地方平野部出身。特技:日置流印西派射術/フリーハンドでの作図l趣味:鉄道/スキー/ドライブ/車中泊/弓具の修理……もう少し視野を広げたい49歳です。よろしくお願いします。

最近の記事

藤放しの村取り(荒村)をする

1.はじめに この投稿を読んでいただき、ありがとうございます。  弓に関わって35年目です。このたび、生まれて初めて藤放しから削り上げて弓にしました。正しくは新張ですが、ここでは藤放しと呼ばせていただきます。  そして今回、藤放しを荒村するにあたり、機会を与えてくださった「島津家伝統弓師 播磨竹禅」 弓具工房 はざま(弓工房 播磨)の迫哲夫さん、ご指導をいただいた黒須憲先生に感謝申し上げます。 2.藤放しを手に入れようと思ったきっかけ 竹弓を初めて使ったのは、十数年前(多分

    • 日置流印西派射術の魅力と面白さ

      1.はじめに 日置流印西派は、吉田一水軒印西(吉田源八郎重氏)によって創始され、歴史は正面打起し射法(成立は明治末期〜大正初期)よりもはるかに長い弓の流派です。物理学・医学が日本になかった時代に流派が成立したにもかかわらず、技術全般において力学的・生理学的に間違いがないことが筑波大学や早稲田大学などの研究によって証明されています。 射法が体系的に確立されているため、動作や力の加え方に根拠があります。よって、実際に弓の引き方がすべて矢飛び・矢所としてハッキリと現れます(矢の飛

      • 日置流印西派射術について

        1.はじめに この投稿を読んでいただき、ありがとうございます。  大学時代に学び始めた日置流印西派射術について簡単に紹介させていただきます。  日置流印西派は日置弾正正次から発する日置流弓術の一派で、吉田一水軒印西(吉田源八郎重氏)先生を流祖とします。他にも出雲派、雪荷派、道雪派、竹林派(尾州・紀州)、左近衛門派、壽徳派、大蔵派、大心派、山科派がありますが、明治維新を経てもなお印西派は『日置流弓目録六十箇條』を教えの中心として正確な形で伝わっています。  とくに、稲垣源四郎先

        • わたしが日置流印西派射術を学ぶ理由

          1.はじめに わたしは高校1年生の時から弓を学び続けています。 現在、日置流印西派射術を学んでいます。 未熟ですが、現在も学び続けさせていただいております。 なぜ、現在も弓を続けることができているか、ここで述べさせていただきます。 2.高校時代 わたしは高校時代から弓道を始めました。 始めるにあたって、仙台南高校弓道部入部時そんなに真剣に考えたことはなく、 「せっかく仙台の高校に入学したのであれば、何か新しいことに挑戦してみたい」 という単純なものでした。  弓道にはいく

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        マガジン

        • 弓具の製作・修理などについて
          2本
        • 弓道(日置流印西派射術)
          3本

        記事

          GoodNotesの活用方法【鋭意更新します】

          0.はじめに この投稿を読んでいただきありがとうございます。  GoodNotesはMacintosh社の端末機器(iPhone、iPad、MAC)で利用できる有償アプリです。文章や図をApplePencilなどタッチペンで直接書き込んだり、写真を貼り付けたりするだけでなく、扱うデータがPDFファイルなので、かなり使い勝手の良いアプリです。  iPhoneやiPad、ApplePencilだけでなく、PCやフリーソフト、無料アプリ、通信手段(Wi-Fi、Bluetoothな

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          薬煉(天鼠:クスネ)の製作

          薬煉は弦の中仕掛けや、弓の握り革を巻くときに使う松脂製の接着剤です。 大学1年生の時から作り続けています。 高校時代は接着剤というと、木工用接着剤や瞬間接着剤でしたが、大学時代はオール薬煉でした。 薬煉の作り方については、『紅葉重ね・離れの時機・弓具の見方と扱い方(浦上 榮 著)』に次のように記されています。 「天鼠(くすね)の作り方」は、材料として胡麻か大豆の油二十滴(茶匙(ちゃさじ)一杯)、松脂五、六匁(新しいほど良い)、茶碗または土瓶(瀬戸物を用い、金属品は引火する

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          本州最東端/魹ヶ崎燈台へ

          本日、行ってきました。岩手県宮古市重茂半島にある魹ヶ崎燈台です。 姉吉漁港近くに自然散策道入り口があります。 入り口から550mは標高差110mまで一気に登るので、結構急坂です。 魹ヶ崎灯台は、 今年で設置120年です。1996年から無人となりましたが、現在も船舶に情報を提供し、安全な航海を支え続けています。

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          初めまして、よろしくお願いします。

          まずは自己紹介から。 南條晃一といいます。 宮城県亘理町出身の48歳(2022年11月24日現在) 岩手県宮古市の某実業高校で数学科教育に携わっています。 特技はフリーハンドで図形やグラフを描くこと(いわゆる職業病) 趣味はコレです。 noteへの投稿にあたり 主として 「弓道」を始めとして学んだこと感じたこと、宮城県出身の岩手県在住者ですが、訪問した場所やいただいた美味しいものについてアウトプットしていきたいと思います。 よろしくお願いいたします。

          初めまして、よろしくお願いします。