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普通とは何なのか。

普通に考えたらこうです、であったり、一般的に、常識的に考えたら、、、

などと、日常の会話でナチュラルに飛び交う言葉ですが、これを仕事の中で面と向かって真顔で言われると自分が間違っていると責められているように感じます。

また、特に「仕事の中で」というところがミソな気がします。

なぜなら、多くの人がそれなりのプライドを持って取り組んでいて、人生の中の大部分を占めるものだから、そこをある種、普通じゃないと否定されると、自分の人生が否定されているような気持ちになるからです。

ただ、こう言った言葉を使う人にはぜひ逆に問いかけてみたいです。

普通ってなんですか?

という言葉を、

せっかくなので、各々の言葉の意味を並べてみます。

〜普通〜
いつでもどこにでもあってめずらしくないこと
〜一般的に〜
広く全体を取り上げさま。広く行き渡っているさま。
〜常識的〜
ありふれているさま。平凡であるさま。
社会的通念に合っているさま。

言葉をみて、改めて納得感を覚えたと同時に「これは使う人の問題だな」と強く思いました。

端的に言うと、この言葉を活用する人は「常識的な人間なのか」と言うことです。そうなのであれば、上の意味を組み合わせると、

いつでもどこにでもいて、ありふれていて、平凡な人間なんですね?

と言うことになると思います。

正直、そんな人が実在したらかなりつまらないなと思いました(笑)

実体験で言うと、生まれてから大学まで普通だと思っていたことが、新卒で入った大手SIerでは普通ではなかった。そして、大手SIerで普通だと思っていたことが、今のベンチャーでは全く普通ではないです。

要は、みんな各々のカテゴリーの中の常識に囲まれて生きていると言うことなんだと思います。つまり、偏った普通ってやつですね。

結局、普通と言うのは、多くが

その人が考えている普通

なんだと思います。

ただ、これだけだと、辞書に載っている普通はどこにあるの?と言うことになりかねないので、どうやって普通を見出すのか、と言うことなのですが、おそらく

10人に聞いて10人「右」と答えるものは、
それが普通

なんじゃないかと思います。

例えば、結婚式でのテーブルマナーは大体の方が押さえていると思います。(素手でディナーを食べる人はいないと思います。)こう言ったものは、まさに常識に當る(あたる)ものなのかなと。(もちろん、日本国内での常識です。)

そろそろ、1000字を超えてきたのでまとめに入りますが、

正直、自分は普通じゃない人が羨ましいです。なぜなら、普通じゃない人が世の中を変えている気がするからです。

例えば、アインシュタイン、エジソン、黒柳徹子、ジャック・マーなどなど、、言語障害だったり、1+1が2と答えられなかったり、小学校の先生から普通じゃないと言われて退学させられたり、数学の成績が悪すぎて三輪車の運転手からのキャリアスタートだったり、、

そんな経歴の方が今や世の中を変えてきたわけですから、

「普通じゃない」と、
たくさん言われるなら、ある意味、自信を持った方が良い。

これくらい前向きに生きていくと良いのかもしれないですね。

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