見出し画像

渋谷って三次元都市を超えて新たな〇〇


今回から何回かに分けて、卒論のテーマである現実と非現実を併せ持つ併次元現実について軽〜く布教していきますのでよろしくお願いします。


「 渋谷って、ゲームとかアニメとかで何回も取り上げられているからさ、そこら辺の日本人よりも外国人の方が詳しかったりするんだよね。」


これは留学生の友人とたあいのない会話をしていたときにポンと聞いた話です。確かに最近のアニメは忠実にその場所の看板や店、その雰囲気を見事に描き上げているものが多いですよね。実はこの記事のトップ写真に拝借した、階段上から下を見下ろすこの構図は2016年に流行った『君の名は』の聖地巡礼写真だったりします。どこか見覚えのある方いらっしゃったのではないでしょうか。そう、この感覚が渋谷にあると思うんです。


行ったことないはずなのに、なぜか行ったことがあるような気がする


そんな場所が世界各地にたくさん増えてきているのではないでしょうか。その一端は、ゲームやアニメ、中継映像、友達のインスタグラム、Google Earth、バーチャル都市など挙げればキリがないでしょう。そしてそれに多く晒されてきた都市が、渋谷のスクランブル交差点であり、海外で言うとニューヨークのタイムズスクエアなどもそうなのかもしれません。

その時、疑問に思います。それなら渋谷は、純粋な現実空間と言えるだろうかと。

行ったことがない人が行ったことがあるような気がする時点で他の現実都市とは違異なりますし、そこでアニメやゲームの聖地巡礼をしている人がいれば、尚更私たちが知っているいわゆる都市の姿から何か離れていっている気がします。

これがきっかけで気づき始めた併次元現実の存在……。デジタル要素を含めた”メディア”が現代の私たちに当たり前になりすぎたことで、現実と非現実がカモフラージュされ、それに気づきにくくなってきた今の空間があると思います。その例が、渋谷なのです。

この現象を一人でも多くの方と共有し、話し合えればと思っています。


次回予告:併次元現実の実例とそれをまとめたベン図を取り上げます。


最後まで読んで頂きありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?