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外付けメモリを使って容量を増やすiPhoneと私

私の心は、けっして広くはない。

常々そう思っている、たかつです。

やることが多いとパンクするし、不機嫌になるし。「もうやだ無理」ってすぐ言う。

私の相棒iPhoneも「もうやだ無理、ストレージがいっぱいです」ってすぐ言う。

昨年新機種に変えた時に、容量倍以上に増やしたのになんでやろ?
でも仕方ないかあ、我が家にはシニアの柴犬がいるから。毎日可愛いが更新されるし、写真も動画もたくさん撮ってしまう。ストレージの殆どに愛犬の思い出が詰まってる。(定期的にパソコンに移動してるけども)

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演劇活動でもiPhone様は大活躍する。Twitterでオモシロ写真を、インスタでオシャンな写真を投稿しなきゃだし、インスタライブの配信もしたいし、稽古動画を編集して字幕入れてYouTubeにアップしたい。i moveって凄い!

うん、仕方ない。これは仕方ない理由がある。誰も悪くない。私も悪くない。

カメラを買うか?とかも頭をよぎるけれども、持ち歩くの重そう、操作方法覚えるのが面倒となり、結局は一番便利でいつでも持ってるiPhone様に軍配が上がる。

スマホの容量あげたらいいやん、って、調べたら月額いくらという形。うーん。毎月の課金かあ。際限ないなあ。

悩んでいる私に、夫が「こんなのどう?」と見せてくれたのが、外付けメモリ。iPhoneにもパソコンにも使えるというやつ。
「こんなのあるんや?ほしい!」
と言うたら買ってくれました。
使い勝手よさそうなら、自分の分も買うそうです。

注文したらすぐに、黒いかっこいい箱で届きました。説明書を軽く読んで、ほうほう、なるほどな。と半分くらいは理解できたと思います。実際に使っていかなほんまの理解はできませんからね。(眼鏡をクィッと上げる気分)
無くさないように鈴も付けました。私のUSBメモリ様はりんりん鳴って居場所を教えてくれます。

USBメモリとか最近全然使ってなかったなあ。大学生の頃使ってたなあ。って思い出しました。
中学高校の頃は小説や脚本を書いて、フロッピーディスクに保存してたなあ。いまだにいろんなツールの保存マークがフロッピーの形を模したアイコンやけど、これはもう20代以下の人は実物使ったことないんちゃうんか?てか何のマークかわかってない人多いんちゃうんか?と余計なことまで思い出したりして。

まあとにかく、「足りないなら足せばいい」とシンプルなことに改めて感銘を受けたわけです。

iPhone様には外付けメモリがある。足りない容量は増やせる。

私には夫や友人たちがいる。心が狭くなる前に頼れる。

「若い頃はなぜあんなにも頑なに一人で頑張ろうとしていたのか?」とさえ思うほどには年齢を重ねてきました。そして人に頼ったり弱みを見せることに、少しずつ慣れてきた気がします。しかしこれは自然とそうなれたというわけではなく、意識して訓練しています。

結婚を意識した時に、「なぜ結婚するのか」という疑問を抱き、いろいろと考えました。その答えを、「一人で生きるより二人で生きた方が楽しいし楽になると思える相手を見つけたからだ」と結論付けました。だからこそ、お互い一緒にいるための努力を地道に積んでいこうと話し合い、「一人で頑張りすぎない訓練」を始めました。

そう、冒頭の「もうやだ無理」って若い頃は言えなかったんです。そして自滅してた。うん、自滅ですね、どう振り返っても。

そして私は7年ほどの訓練を経て、「もうやだ無理」と言えるようになりました。そうしたら、その言葉を聞いた夫がりんりんと助け舟を出してくれました。

最近は夫だけでなく、演劇の仲間にも「もうやだ無理」って言えてます。「誰か助けて~」って言えてます。「私これ出来ない」って言えてます。

はい。

まだまだ、この訓練は精進していきたい所存です。


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