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『約束のネバーランド』20巻に思う

哲学的というか自己啓発的というか、3カ所ほど気になってしまったので、ほろ酔いだしネタバレしない程度に書いてみようと思う。

感情と自我を切り離して考える

誰かを憎いと思う感情が好ましいと思う人はあまりいないと思う。そういう好ましくない感情をただ漫然と受け入れると健康に悪い。そういうときに大事なのは自分の感情は自分自身ではないということを理解することだと思う。心というのは自分自身とは関係なく揺れ動くもので、感情に縛られていては自由とは言えない。

構造主義的に考える

それぞれの立場や、育ってきた環境によってその人の性格や、「正義」は形作られる。自分が相手の境遇だったら、相手が自分と同じ境遇だったら自分は相手のように、相手は自分のようになっていたのではないか。そう考えることによって感情からの自由が手に入れられると言う話にも見える。

私の定義について

答えのある話ではないと思うけど、私という人格が記憶の蓄積だとすれば、その蓄積が失われたときに、私は失われたと言えるのではないだろうか。蓄積が亡くなった私は、私と言えるだろうか。

という感じで、最終巻非常に複雑な気持ちになりました。


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