ゾンビ企業とその生態
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は、ゾンビ企業に改めて注意を向けさせる結果となった。これは日本だけでなく世界的な現象だ。潤沢な融資、それも多くが政府の支援を受けて、赤字を垂れ流す企業が生き延びている。(上記記事より抜粋)
この記事で面白かったのは2点
ゾンビ企業が生まれるわけ
ゾンビ企業はアンブレラ社のウィルスが広まったから生まれるわけではなくて、銀行が収益回復の見通しの立たない企業に追い貸しを重ねる「エバーグリーニング」と呼ばれる行為をすることによって生まれている。
何故、銀行がそういった行為に及ぶのかと言えば、対象企業の倒産による損失確定を先送りしたいからだそうだ。
ゾンビ企業の退治の仕方
ゾンビ企業の退治は銀の弾丸で行うわけでなく、「①景気をよくする、②エバーグリーニングを規制する」の2STEPで行うと良いらしい。これは順番が大事で①を行わずに②を実施すると、大量の失業者がでてまずいことになる。
①の実現方法について上記記事には、一時的にインフレ率が2%を上回ることを目標に財政出動をさらに増やし、市中に出回るお金を増やすことだと書かれていた。
PBを2023年までに黒字にするとか言ってると、財政出動が減ってより景気が悪くなり、②を実施すると失業者があふれるのでそれも出来ず、ゾンビ企業で働いている人もそこから解放されず、必要な産業に移ることも出来ず、収入が増えないのでより景気が悪くなり。と言うことになりそうですね。
個人で出来ること
雰囲気的に政府は財政出動を絞りそうなので、早めにゾンビ企業からは逃げておく方がよいでしょうね。もしなんかの偶然で景気が良くなっても、②が実施されて会社はつぶれる可能性が高いんじゃないかと。
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