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「三井住友信託銀、正社員の7割をDX人材に」に思う

三井住友信託銀行は正社員の7割にあたる6500人をシステム導入などを指揮できるDX(デジタルトランスフォーメーション)人材に育てる。リスキリング(学び直し)に3年で30億円を投じ新サービスの開発や業務の効率化につなげる。

上記記事より抜粋

上記で7割が目指すべきとされているDX人材のレベル感ですが以下のような感じだそうです。

  • 一億円未満のシステム導入案件を指揮できる(多分ベンダーコントロールのこと)

  • 簡単なプログラミングが出来る

  • 業務の可視化、導入効果を算定できる

  • ベンダー折衝

  • システム検証・改修、障害対応が出来る

IPAの試験で言うと、全社員が目指すべきレベルがITパスポート程度とのことなので、上記の7割が目指すべきレベルは応用情報技術者ぐらいなんじゃないかと思ったりします。

ネット上でそんなに大人数がシステム導入できる必要あるのか?というポストを見かけたので、情シスから言わせてもらうと。

7割がみんな指揮をする必要に駆られるとは思わないです。ただ、私の経験からすると、DXを進めようとしても、対象業務で利用している管理表がぐじゃぐじゃでデータベース化できず、管理表の精査や、場合によっては業務設計からやり直す必要があるなんてことは「あるある」なので、DXを進めるために直接導入案件に関わらない人のITリテラシーを底上げしておくのは肝要なんじゃないかと思います。

#日経COMEMO #NIKKEI


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