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骨太さを欠く岸田プランに思う

政府は2022年度の経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)と首相が掲げる「新しい資本主義」の実行計画を閣議決定した。聞こえのよい政策や理念を満載する一方、強力な改革で経済成長と財政健全化を両立させる岸田文雄首相の決意が伝わらない。

上記記事より抜粋

今朝は新聞各社(といっても私が読んでいるのは、日経と毎日だけですが)、「骨太の方針」について書かれていました。

色々な記事を読んでみましたが、私の持った感想にもっとも近かったのは、上記日経の社説でした。各紙なぜ「骨抜きの方針」となったのかについても色々と書かれていましたが、「柵(しがらみ)」という言葉がしっくりくるような気がします。

岸田首相がもともと唱えられていた「資産所得」への課税が180°転換することになったのも、党内に「貯蓄から投資へ」と政策を進めたお歴々が多数残っているからでしょうし、党内にリフレ派と反リフレ派が存在しているから、PBに関しては歯にものの挟まったような言い方になってしまっています。柵のためにトップがやりたいことをできないというのは、日本の組織っぽいなぁと思ったりします。

主張が違うのであれば分離したらいいじゃん?と素人考えに思ってしまいますが、そうすると夏の選挙を乗り切ることができないのでしょう。

首を挿げ替えて目新しい政策が打てるように見えても、大きな図体故に、柵が多く結局は既定路線を変えられないというのが現在の与党自民党なんじゃないかと思った次第です。まぁ、奇抜な政策を打てばなんでも解決とは言わないですけどね。

#日経COMEMO #NIKKEI

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