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参院選公示日の朝に

与野党の9党首は21日、参院選を前に日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。岸田文雄首相(自民党総裁)は日銀の金融緩和政策について「今の状況を維持していく」と訴えた。立憲民主党の泉健太代表は円安・物価高の要因と指摘し「ゼロ金利の見直しに取り組むべきだ」と求めた。

上記記事より抜粋

本日公示の参院選を前に、日本記者クラブ主催の党首討論が昨日開かれたようです。上記の記事や、毎日新聞の一面で紹介されていたので読んでみましたが、体調のせいもあるのか、なかなか気が滅入る内容でした。

円安、原油高の影響でインフレが進んでいます。原油高はどうしようもないけど、円安はゼロ金利政策によってもたらされているのでやめればインフレも改善するんじゃないか?それがわかっていながら対応していないのだから、今回のインフレは「岸田インフレ」であるというのが、上記に書かれている立憲民主党の泉健太氏の主張のようです。

これには岸田文雄氏が「金利上げたら景気悪なるやん?」といった意味のことを返して、この話は終わっているように見受けられます。

同じく、消費税減税や撤廃を主張されている党もあるようですが、その場合の財源をどうするのか?や、変更までの買い控え不況をどうするのかなどの突っ込んだ話はされていないようです。

この辺り実際どうなんでしょうね?変更した場合のシミュレーションと、このまま維持した場合のシミュレーションをして比較した人(機関)とかっている(ある)んですかね?

10年前に開始したアベノミクスの効果についても色々と意見が分かれているようなので、経済政策がどう影響したのかというのは検証が難しい、よってシミュレーションはさらに難しいということかもしれないですね。だとすると、各党首って何を根拠に政策を提案しているのだろう。。。

そう考えて昨日の党首討論は「私は正しい」、「お前は間違っている」以上の情報が無いように見えてしまい、気が滅入ったというわけです。

もういっそのこと、大きな潮流としての衰退はどうしようもないのでできるだけソフトランディングを目指すという目線で党首討論を見た方がいいんじゃない?と思ったり。いや、それは加齢や体調のせいで私が保守的な気分になっているからそう考えるんじゃないか?と思ったり。色々とモヤモヤした公示日の朝でした。

#日経COMEMO #NIKKEI

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