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「投げ銭」について考える

SNS(交流サイト)やライブ配信アプリで視聴者が配信者に送金する「投げ銭(せん)」を巡るトラブルで、未成年者の利用に関する相談が4割を占めていることが分かった。親のクレジットカードを無断で使った送金が目立ち、使用が700万円にのぼったケースもある。個人がコンテンツを配信し収益を上げる「クリエーターエコノミー」が拡大する中、トラブル防止が求められる。

上記記事より抜粋

クリエーターエコノミーの拡大は、自分の好きなことをやってお金を得られる人が増えるということなのでよいことだと考えています。ただしこういったトラブルが目立ってくると消費者過保護な規制が作られ、クリエーターエコノミーがシュリンクしてしまわないか心配です。

業界やプラットフォーマーは先手を打ってトラブル防止策をシステムとして組み込む必要がありますね。

家計戦略から「投げ銭」について考える

クリエーターを応援したいとか、クリエーターに認知されたいというのが「投げ銭」することの動機だと考えられます。得られるものは自分の満足感です。よく家計を「投資」「浪費」「消費」に分けて考えますが、それに則れば「投げ銭」は「浪費」に分類されます。

定説ではないかもしれないですが、「浪費」は減らせば効率よく生きられるが、その分生活の彩が減るものなので、楽し生きていくためには最低限度の「浪費」は必要だと考えています。

よって、「投げ銭」をするうえで大事になってくるのは、「浪費」にかけられるお金をちゃんと把握して、その予算内で「投げ銭」することではないでしょうか。ふと思ったんですが、これって大人でもできない人多そうですよね。

もうすでにあるかもしれないですが、プラットフォーマーは月初に「投げ銭」出来る金額を入力させて、当月中はそれ以上どうやっても課金できなくなる仕組みや、「投げ銭」出来る金額が算定できない人に対しては、月収や生活費を入力してもらってそこから「浪費」に回せる金額の算定してあげる仕組みを組み込むと良いのではないでしょうか。

#日経COMEMO #NIKKEI

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